あこがれ57　兄

「良い身体しとるな、それにしても・・・１６には見えん・・・お前の事だから、もうやったのだろうな」
「３ヶ月前に逢って、１０日目位に」
「どんな具合だ？」
「つい最近やっと往く様になった」
「ほー、そりゃ早い」
「相性が良いのか」
「初めてピッタリ合う女に出会った」
「成るほど、大事にする事だな」
「勿論そうする」
「お前の遍歴も終わりか？」
「それとこれは別・・・と教えたのは父さんだよ」
「そうだった、うん。　今まで程は無くなるな」
「そう思うよ」
「父さんの方は？」
「もうすぐ６０だからな、程々にしている」
「程々ね」
「そう、程々」


「ところで、兄さん最近はどう？」
「あいつも上手く程々にやっているな・・・あいつが一人の女で居られると思うか？」
「そうだね、僕の比じゃ無い」
「その通り」
「相変わらず二日に一度？」
「そうらしい」
「可奈姉さんも持たないな、それじゃ」
「そう、家庭円満が何より」
「トラブルは家に持ち込まない」
「外で処理する」
「でも、ばれないのは何故だろう？」
「週二回していて、誰が外でもしていると思う？」
「そうだね。　それにしてもタフだ・・・父さんの血を引いているよ、やっぱり兄さんは」
「馬鹿を言うな。　私はあんなにしておらん」
「今はね」
先日、兄から聞いた話をしてくれました
仲間のサークルでのゴルフ旅行の時の話だそうです


・・・・・土曜日の７時から食事をして、午前中に男四人でワンラウンドをして、昼食を挟んで、５時まで女性二人と男性一人でコースを回ったのだそうです。
７時から広間で宴会なので、直ぐに混浴の大浴場に。
早かった事もあり空いており、ゆっくり手足を伸ばしてほっとしていた所に、後ろで女性陣の声。
見ると７人の女性メンバーに囲まれており、みんなバスタオルで胸からお尻までカバーしています
しかし、兄の裕貴は薄くて小さな旅館の手拭だけだった
一番年かさの方から
「長谷さん、こんなに囲まれてハーレムみたいでしょう？」
また別の方は
「平気ですの・・・アソコ？」
「平気ですよ。　だってその大きなタオルじゃ、何にも見えないでしょう」
「皆さんが私と同じ手拭だったら、少しヤバクなるかも知れませんね」