蜜懐-30／湯当り

ダイニングに入ると明るい声
「お早うございます」
「お早う」
「杏奈はまだ寝ているのか？」
「今日から、冬休みなんです」
「幼稚園は早いな」
「ええ」

男がキッチンに入ると、どちらかとも無く抱き付く
舌を出しては吸い合う
片脚で交互に擦り付ける
「さすがに、柔らかい」
「ああ、さっきまで何時間入っていた？」
「そう？」
厭らしく微笑む
「湯当りでふやけているよ」
「うそー」
ベルトの上から手を差し入れる
「平気です」
「そうか？良かった」


６時過ぎに男が帰ると、玄関で何時もの儀式
股間を擦り合せて口を吸い合う
何時も５分以上続ける

「杏奈はテレビか？」
「えぇ」
「直哉は？」
「１２時までには帰るそうです」
「寝かせた後でするか？」
「大丈夫？」
「昨日は１度しか出してない」
「相変わらず、強いんですね」
「美菜子だと起つんだ」
「嬉しい」