アメリカの経済のBad newsは実にgood newsだ。

アメリカの9月の個人消費支出の伸びが１年振りの低水準(年率0.8%増)に落ち込んだ。
個人消費はアメリカの場合GDPの７割を占めるので、影響力がある。
この個人消費は10月からさらに低下する公算が大だ。
まず一番大きい要因は①学生ローンの返済が10月から再開されると言う事。
今までコロナの影響で、返済が3年半猶予されていたのが再開されるのである。
これって4000万人超える人々がローン返済を行う必要に迫られるから、その分消費に回らなくなる。
②コロナで米政府がばら撒いた給付金は最大で300兆円ほどあったが、
９月までにほとんど枯渇してしまう。
この２点は、個人消費をかなり抑制する方向となるので、10月の個人消費支出は下手したら
前年比マイナスに落ち込む事も考えられる。
そうなると経済的にはマイナスBad newsだが株式市場、不動産市場ではverygood newsになり
大幅反転するだろう。
要は景気が落ち込む→次回FOMCでの利上げがなくなり→今年中来年中の利上げは無い→ターミナルレートが決まる→ドテン株価、リートの急上昇って筋書きになる。