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「レディ・マクベス」レビュー☆

2023年06月05日 23:44

「レディ・マクベス」レビュー☆

フローレンス・ピュー主演他。19世紀後半の英国。裕福な商家に嫁いだ17歳のキャサリンフローレンス・ピュー)。気難しい40歳の夫は彼女に興味がなく、体の関係を持たない。意地悪な舅からは外出を禁じられ、人里離れた屋敷で退屈な生活を送っていた。ある日、夫の留守中に若い使用人に誘惑され不倫関係となったキャサリン。抑え込まれていたものが解き放たれ、少女欲望を満たすため、邪魔者を許さない純粋で残酷な怪物へと変貌していく。世界の映画祭映画賞で絶賛の嵐!アカデミー賞女優ノミネートフローレンス・ピューの原点作。

5/10点!!フローレンス・ピューの2016年の初主演作。顔めっちゃ幼い!と思ったら当たり前か(^^;) それでもラストシーンは冒頭と同じ構図カットで一気に老け込んだ険しい表情を魅せていて、流石、演技で引き込むフローレンス・ピューでした。でも、大作以外は殆ど彼女演技力頼りの実に微妙な作品に出ることが多く、本作もそう。シンプルストーリー彼女演技だけで見せていく構図になっていて、他の俳優さんの演技が光っているということもなく。アナ役の女優さんは結構イイ線いってたと思います。愛というより欲ですよね。ただの欲なら去る者は追わず次に鞍替えすればいいと思うのだけど、それをしないのは、経験が少ない故の子どものような執着心なんでしょう。ただ、そんな彼女をレディ・マクベスに例えていますが、キャサリンの周囲の人々も貴族仮面をつけているだけで相当非道な人々の集まりなので、彼女だけが突出して悪というわけではなく。殺害は飛び越えちゃった感あるけど、不倫程度ならあの環境では誰もキャサリンを責められないと思います。男性は許してもらえて、女性だと責められがち、騒がれがちなのは現代でも変わっておらず、何百年経っても殆ど変わらないのかーと思うとこの世に絶望を覚えます。傷つける側にも傷つけられる側にもなりたくない。でも、そうしないと囚われのキャサリン如く、部屋にこもりっきりでいるしかなくなり、人生が色褪せ死んでしまう。それを数百年、見て見ぬふり、鈍いふりをし続ける男性って相当、邪悪な存在だなと思ってしまいました。初主演から発掘されて当たり前の凄みある演技を見せているフローレンス・ピューには次はエンタメとしても楽しめる作品に出て欲しいです。2020年公開。

このデジログへのコメント

  • かっちゃん 2023年06月06日 03:08

    基本的にスクリーンは観ませんが、脚本家、劇作家としてなら楽しめそう。

  • ユリ 2023年06月08日 03:52

    > 法喜ほうき・恩結おむすびさん
    コメントありがとうございます(^^)??脚本の面白さだけは楽しめそうってことですか?

  • ユリ 2023年06月10日 05:43

    > テンカさん
    私も最近は観ている最中に寝落ち多いです。でも本作は寝落ち確率高めですw

  • ユリ 2023年06月12日 05:58

    > テンカさん
    まぁマクベスをそのまま女性でリメイクしたわけではないですからね。あくまでタイトルということで。この映画はストーリーというよりフローレンス・ピューの演技力を楽しむ作品だと感じました。

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