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「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲」レビュー☆

2022年11月16日 00:47

「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲」レビュー☆

ジョーフィア・プショッタ主演他。目覚めた野生、崩れ出す均衡。雑種犬に重税が課されるようになったある街。13歳の少女リリ(ジョーフィア・プショッタ)は、可愛がっていた愛犬ハーゲンを父親に捨てられてしまい、必死でハーゲンを探す。一方、安住の地を求めて街中をさまよっていたハーゲンは、やがて人間に虐げられてきた保護施設の犬たちを従え、人間たちに反乱を起こす。最愛の友から、身勝手な人類たちへ―この争いを止めるのは少女の愛と勇気。250匹の犬たちが、いま立ち上がる。カンヌを打ちのめした衝撃作、ついに解禁!心を揺さぶられる誰も観たことのない少女と犬の物語。第67回カンヌ国際映画祭ある視点部門、パルムドッグ賞W受賞作。

10/10点!!ヨーロッパ方面の描写のグロさ忘れてた~冒頭、激グロ。絶対、食事中に観たらダメなやつです。ハーゲン役の兄弟の演技が凄い。目と表情豊かで彼らの演技が健気過ぎて泣けるし、胸が絞めつけられるシーンが続きます。犬好きな人はダメかもってくらいエグってきます。これもどこかで起きている現実だと頭で解かっているので、きついですね。クライマックスの250匹の大逃亡はCGなしで撮ったそうで、ドッグファイトとかもがっちりあるけど、どうやって犬の心ダメージ与えずに撮ったのだろう?と知りたくなるほど、ガチンコ撮り方に見えました。リリはハーゲンを諦めてないとはいえ、飼い主が食べたり飲んだり笑ったり寝たりしている間、離れ離れになってしまったペットはずっと辛い目に遭い続けている可能性があるということを示唆していて、胸から血が出そうなくらい痛いです。人間を襲わないと生き延びる道が断たれていた保護犬たち。彼らの行動が「人間を殺傷してしまったペット殺処分から逃れられない現実」を如実に浮かび上がらせていて、残酷な対比で深い余韻を残すことに成功しています。ハンガリーってブリーダーから買う人が多いと聞くけれど、それでもあんなに捨てられてしまうペットがいるんだなという矛盾カンヌの「ある視点」部門は眠たくなってしまうものも多いけれど、本作はとても見やすいし、とても辛いけれど動物を飼っている人には一見の価値あり。ファンタジーの中に甘くない現実を描いている秀作です。2015年公開。

このデジログへのコメント

  • はらぺこ 2022年11月17日 00:23

    観たい!( ; ゜Д゜)

    ありがとう(*^^*)

  • ユリ 2022年11月17日 04:51

    > はらぺこさん
    U-NEXTです(^^)めっちゃ辛くなるので、メンタルに余裕がある時にオススメします♪

  • ザンキンドーナツ 2022年11月17日 09:09

    おぉ、ゆりさんの10点評価、ですね。U-  了解です。

  • ユリ 2022年11月17日 23:47

    > ザンキンドーナツさん
    最近、ペットを飼い始めて動物ものに弱いので、ちょっと甘採点かもです(^^;)

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