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「キネマの神様」レビュー☆

2022年02月07日 01:22

「キネマの神様」レビュー☆

沢田研二、菅田将暉主演他。あの人を愛したから、その神様に出会えました。ギャンブル漬けで借金まみれのゴウ(沢田研二)は妻の淑子(宮本信子)と娘の歩(寺島しのぶ)にも見放されたダメ親父。そんな彼にも、たった一つだけ愛してやまないものがあった。それは「映画」―。行きつけの名画座の館主・テラシン小林稔侍)とゴウは、かつて撮影所で働く仲間だった。若き日のゴウ(菅田将暉)は、助監督として、映写技師のテラシン野田洋次郎)をはじめ、時代を代表する名監督やスター女優の園子(北川景子)、また撮影所近くで働く食堂の娘・淑子(永野芽郁)に囲まれながら夢を追い求め、青春を駆け抜けていた。しかしゴウは初監督作品「キネマの神様」の撮影初日に転落事故で大怪我をし、その作品は幻となってしまう。半世紀後の2020年。あの日の「キネマの神様」の脚本が出てきたことで、ゴウの中で止まっていた夢が再び動き始める。これは“映画の神様”を信じ続けた男とその家族に起こる奇跡の物語。

2/10点!!話としてはよくあるダメ親父からの脱却感動ストーリーなのですが、山田作品はどうも山田節に呑まれる俳優吞まれない俳優が気になってしまい集中出来ない!!それくらい呑まれる俳優山田節といえば聞こえがいいけど学芸会になってしまっているし、逆に過去パートを演じた若手陣は呑まれる人が殆どいなくて、純粋にキラキラした青春を演じていて良かったです。皆上手かったけど、特に北川景子がどんどん上手くなっていくなぁと素晴らしかったです。あとは寺島しのぶ片桐はいりの圧!(笑)以下、ツッコミパレード。全体的に現実を理解していない家族だし、監督だなぁと。仕事クビになったらテアトルの年会費なんて払える余裕ないし、コロナ禍設定なのに救急車来るの?お見舞い入れちゃうの?緊急事態宣言前なのに退院後の弱った体で映画館に行くの?映画館で一人だからってマスク外すの、息してる限り止めて。そこで死んだらコロナかと思って他の観客真っ青になるし、映画の神様に殺されたって流れが成立しちゃうけど、それでいいの?自宅のロケーション、墓近すぎだけど、どうしてそこにしたの?と頭の中がえ?え?の連続でした。時流を取り入れたくてコロナを無理やり入れたせいで生じた不自然さの穴埋めが全然出来ないのなら、入れない方が潔かったと思います。不自然な演出も故・大林宣彦くらい有無を言わせない勢いがあればいいんですけど、結構ゆるゆるなのが山田作品なんですよね。今作に限っては私情が映画を台無しにしていた・・・。でもまぁ、予想通りの結末に落ち着いたけど、授賞式シーンでちょっと感動出来たし、映画のキラキラした時代はVFXが良かったのもあっていいなぁと思いました。2021年公開。

このデジログへのコメント

  • まんかつ 2022年02月07日 12:07

    ツッコミ (^o^) 笑えました

    まぁ 映画ですから 何でも
    映画を撮る方でも苦心したかも
    時節柄 予算や人を集めるのに
    ギリギリの状態で作ってたり…

    でも 娯楽映画とは時代が映り
    笑えますね

  • ユリ 2022年02月13日 00:58

    > まんかつさん
    山田監督はもう時代を映し出せる目を持っていないのだなと感じました。ファンタジーの世界にいっちゃってる。そしてそんな自分をディスりまくっていた映画でもありましたw

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