どうぞ鼓動の鳴る方へ

「竜とそばかすの姫」を観てきました。

細田守監督の「サマーウォーズ」から12年が経ち、よりハイテク化したネットの仮想世界が舞台となっています。
リアルな舞台は高知県の仁淀川地域で、田園風景とハイテクとのギャップがなんとも素敵です。

感想ですが、映像がめっちゃきれいです。
おそらくアニメの現時点での限界に近いはず。
描写も細かく、マジでありそうな仮想世界も、マッタリした仁淀川の風景も本当に素晴らしいです。
音楽も迫力があり、中村佳穂さんの歌声はずっと聴いていたいほどきれいでした。
IMAXかドルビーシネマ版で観た方がよかったかも。

ただ、脚本はちょっと消化不良でした。
それは見せ場じゃないからかもしれませんが、せっかくの絵と音楽がもったいないです。
絵と音楽が全体をカバーしているので、観て損したってのはないんですが、きっとテレビで観たら全然イケてないやつです（汗）。
サマーウォーズは全部のバランスがよくて好きなので、そういうのを期待しちゃいましたね。

個人的にいいなと思ったのは、「YOASOBI」のikuraちゃんの出演です。
劇場アニメのメインキャラ声優は初めてだと思うんですがうまいですね。
役柄にバッチリハマっていました。
ikuraちゃんはネットオタク音楽プロデューサーの役なので、この映画では歌いませんが、いつかスクリーンで歌う役をもらって演じてほしいですね。