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ソーシャルレンディングはハイリスク、ノーリターンかもしれない。

2021年05月29日 10:38

ソーシャルレンディングは金を募って何らかの事業をしたい事業者と、

そこに出資をすることでリターンを期待する出資者、

そしてその間を取り持つソーシャルレンディング業者の三者によって成立しており、

銀行が介在しない新しい金融システム」として注目を集めました。

しかしながら、その実態は悲惨です。



SBIホールディングス5月24日インターネット経由で集めた資金を事業会社へ貸し付ける

ソーシャルレンディング事業から撤退すると発表した。

運営子会社のSBIソーシャルレンディング(東京・港)の一部ファンド投資勧誘の違反行為が発覚したことを受け、

事業継続が困難と判断。

SBIソーシャルはすべてのファンドを償還し、自主廃業する。



廃業は当然の結果です。

私はソーシャルレンデイングを運営する会社は大手ですら問題だらけなので、

なくなればよいと思っています。

業界一番手のSBIソーシャルレンディングが廃業することで、

被害者には気の毒であるが、犠牲者が減ることは社会にとって好ましいですね。

そもそもお金を預けるだけで、金利が10%以上入る金融商品は、元本が戻ってこないケースが多いです。

預ける時点で、そう思わない人は、投資家ではなく、鴨にすぎません。



ソーシャルレンディングをめぐる事件を列挙すると、代表的なものだけでもこんなにあります。

ラッキーバンク
資金流用および書類改ざんにより、個人投資家から損害賠償請求を起こされる。

・LCレンディング
インサイダー取引疑惑が発覚し、元社長らが刑事告発される。

・マネオマーケット
マネオの募集案件で虚偽説明があり、返済が大幅遅延となる。

・エーアイトラスト
こちらも虚偽説明があり、貸付金の不正流用も発生。

ほとんどの会社が大手であるにもかかわらず、訴訟の嵐ですね。



ソーシャルレンディングには本質的リスクがあります。
根本的な問題として、ソーシャルレンディングで資金を募っている事業者というのは、

銀行など金融機関から資金調達ができない人たちです。

金融機関から借り入れることができれば、何もソーシャルレンディングで

提示されているような高い金利を支払う必要はないのですから。
つまり、銀行などから相手にしてもらえないような信用力のない事業者が大半であることを忘れてはいけません。
ただでさえソーシャルレンディング業者の不正が多発している上に、

業者がまっとうに業務を行ったとしても、その先の貸付先がこうも不安定な事業者ばかりとなると、

リスクが高いのは当然と言えます。



銀行預金投資信託などはいつでも解約が可能ですが、

ソーシャルレンディングは集めた資金を使って何らかの事業をしているため、

途中解約はできません。

仮にできる場合があったとしても、元本を毀損する可能性が極めて高いでしょう。

これは誰が悪いということではなく、ソーシャルレンディングの本質的な特徴です。



良いですか。

投資話では、預けるだけで金利が高い商品はハイリスクで、手を出すべきではありません。

日本はGDPがマイナス、0金利なので,商品の構成上、ありえません。

また、途中解約のできない商品には手を出すべきではありません。

いつでも解約できる商品のみに投資すべきです。



投資利益を出そうと考えるなら、

投資の勉強をしてください。

楽をして、儲かるはずはないのですから。

努力をせずに儲けようという考えは捨てるべきです。

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