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「海辺の映画館 キネマの玉手箱」レビュー☆

2021年04月06日 01:44

「海辺の映画館 キネマの玉手箱」レビュー☆

厚木拓郎、細山田隆人、細田善彦主演他。また見つかった。何がだ?永遠尾道海辺にある唯一の映画館瀬戸内キネマ」が、閉館を迎えた。嵐の夜となった最終日のプログラムは、「日本の戦争映画大特集」のオールナイト上映。上映がはじまると、映画を観ていた青年の毬男(厚木)、鳳介(細山田)、茂(細田)は、突然劇場を襲った稲妻の閃光に包まれ、スクリーンの世界にタイムリープする。江戸時代から、乱世の幕末戊辰戦争日中戦争太平洋戦争沖縄・・・3人は、次第に自分たちが上映中の「戦争映画」の世界を旅していることに気づく。そして戦争の歴史の変遷に伴って、映画の技術もまた白黒サイレントトーキーから総天然色へと進化し移り変わる。3人は、映画の中で出会った、希子(吉田玲)、一美(成海璃子)、和子(山崎紘菜)ら無垢なヒロインたちが、戦争の犠牲となっていく姿を目の当たりにしていく。3人にとって映画は「虚構(嘘)の世界」だが、彼女たちにとっては「現実(真)の世界」。彼らにも「戦争」が、リアルなものとして迫ってくる。そして、舞台原爆投下前夜の広島へ―。そこで出会ったのは看板女優の園井惠子(常盤貴子)が率いる移動劇団「桜隊」だった。3人の青年は、「桜隊」を救うため運命を変えようと奔走するのだが・・・!?映画は未来を変えられる!!大林宣彦監督が新しい世代へ託すメッセージ。エネルギッシュなパワーが爆発する、誰も体験したことがないエンタテインメントが誕生!

6/10点!!反戦中原中也推しが映画の容量を超えてる(笑)色んな時代にタイムリープものかと思って観始めると「おお、そっち?」ってなります。途中から普通になるのかな?と思ったらそれが最後まで続くので「おお」って引き気味になりながらも最後まで感想第二次大戦くらいから映画の舞台が現代に近いからか観やすくなります。「反戦」も4回目くらいまでは「そうだね、戦争はダメだね」となりますが、流石に20回以上叫ばれると園子温台詞の繰り返しの如く「くどいな」となるので、全体のバランスが大事。映画自体も大林監督の頭の中をひっくり返したごちゃごちゃのまま出した作風なので、大林監督のリアルタイム世代はついてこれないのではないでしょうか。遺作なのに・・・(>_<) 映画が大好きというよりが、伝えたいことの手段が映画という監督なのかなと感じました。若手俳優の生かし方は流石で、新人吉田玲も含め山崎紘菜など、演技力に頼らずとも役を生きる、スクリーンで映えているが素晴らしかったです。映画の中の映画同様、インターミッションを入れながら完走しましょうという「芸術は爆発だ」的作品です。2020年公開。

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