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「青くて痛くて脆い」レビュー☆

2021年02月11日 00:17

「青くて痛くて脆い」レビュー☆

吉沢亮、杉咲花主演他。この青春には嘘がある。人付き合いが苦手な大学生・楓(吉沢亮)と、空気の読めない発言で周囲から浮きまくっている秋好(杉咲花)。ひとりぼっち同士の2人は「世界を変える」という大それた目標を掲げる秘密結社サークルモアイ】を作る。しかし、秋好は“この世界”からいなくなってしまった―。秋好の存在亡き後、モアイはチャラいだけの意識高い系就活サークルに成り下がっていた。取り残された楓の怒り、憎しみ、すべての歪んだ感情が暴走していく・・・。アイツらを、モアイをぶっ壊す。どんな手を使っても。楓は、秋好が叶えた勝った夢を取り戻すため、モアイ奪還計画を企てる。青春最後の革命が今、始まる。「君の膵臓をたべたい」の住野よるが「キミスイ」の価値観をぶっ壊すために描いた衝撃作がついに映画化

5/10点!!宣伝の仕方(怒)青春時代は青くて痛いものだけど、こう本人に面と向かって言えないことを黙って後ろから刺すようなことが出来てしまうTwitterなどのSNS社会はどうなのだろうか?誰もが声を挙げられる社会を目指しているうちに、誰かのフリして向き合う勇気もないのに、攻撃できる世の中になってしまった。こういうのを観るとやはり大人でも難しいモラルを、守って使える年齢までSNSは使わせない、あくまでシュミレーションソフトでの練習期間にするべきなのではないかと思ってしまいます。モアイの「世界を変える」ではないですが、自分の一言で知らない誰かが死んでしまうことも出来ちゃう世の中になっちゃったので。割と最初の方から展開が読めてしまっていたので、その分、楓と秋好のキラキラしていた頃はより瑞々しく、後半とのギャップをもう少し強くつけて描いて欲しかったです。「キミスイ」の月山監督で観てみたかったかも。楓は自己愛性が強くて、だからこそ周囲から傷つけられないように用心深く他人との距離を保っていたのだと思うのですが、人と人が関わればいつかは傷つくからねぇ(>_<) 楓が反省すらも「つぶやき」で済まそうとする行動に唖然。その行動すらも自己責任を取って責められ、話題の真ん中に立てる自己陶酔に浸っているようでもう・・・。この子は痛くても辛くても自分をちゃんと叱ってくれる人といた方が良いと思いますが、アメとムチバランスが難しいですね。秋好といえども何度も引き留めた相手を止め続けるほど「去る者追う」人間ではないと思うので。秋良は自分が傷つくことも含めてすべてちゃんと受け止め成長しようとしている強い女の子だなと思いました。輪の中心になる人物というのは場所が変われば、輪から外される人物に成り得るし、秋好はその危険性も経験してきているように感じました。やってしまったと思った時に逃げずに問題の前に立って責任を取れるかは勇気よりもそれまでの経験の積み重ねだと思うので、本作にダイレクト世代の中高大学生に響いて、変わるきっかけになればいいなと思う青春映画でした。他人に責任を追及するのではなく、自分で責任を取れる大人になりたいものです。2020年公開。

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