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「ミスミソウ」レビュー☆

2019年07月13日 01:12

「ミスミソウ」レビュー☆

山田杏奈主演他。家族が焼き殺された日、私は復讐を決めた。東京から転校してきた主人公・野咲春花(山田杏奈)は“部外者”として疎まれ、壮絶なイジメを受けていた。春花の唯一の味方は、同じように転校してきたクラスメイト相場晄(清水尋也)。彼を心の支えに必死に耐えてきた春花だが、クラス女王的存在、小黒妙子(大谷凜香)の取り巻きイジメグループによる嫌がらせは日に日にエスカレートしていった。そして、ある日、激しく燃え上がる炎が春花の家を覆い尽く。春花の妹・祥子は大火傷を負いながらも助かったが、両親は命を落としてしまった。思いもよらない悲劇に遭遇した春花の心は、崩壊する―。それがきっかけとなって春花は事件の真相を知り、家族を奪ったイジメっ子達に己の命を賭けた凄惨な復讐を開始するのだが・・・。厳しい冬を耐え抜いた後に雪を割るようにして咲く花、三角草ミスミソウ)。春花はミスミソウのように厳しい冬を耐えて、きれいな花を咲かせることができるのか・・・。春花が選んだ道とは・・・?漫画化・押切蓮介の代表作、伝説コミック実写映画化!第17回ダラスアジアン映画祭コンペティション部門審査員特別賞受賞作。

4/10点!!原作未読で、山田杏奈目当てです。これを観て被害者の立場にある人たちはスッキリするのかな?小さな力が大きく見える世界で、皆と違う意見を言うことはこうまで難しいことなのかと、一気に中学時代に引き戻される圧倒的な負の力がありました。カチリチリ歯車がズレていく音が聞こえる感じ。春花が華麗に復讐劇を繰り広げていくのかと思いきや、結構な泥試合になってます。皆、演技はおぼつかなかったけれど、下手ではなくて、上手い具合に不安定な感じに変換されていて、思っていたより酷いことにはなってなかったです。山田杏奈ちゃんは本作を経てのドラマ「幸色のワンルーム」の表情の方が凄味がありました。武器が都合よく春花の手元にいつもあったり、子どもたちが消えても見つからないまま物語が進んだりと完全にファンタジー世界観ではありましたが、村の閉塞感だけは一流のリアルさで、だから、映画として成り立っていたと思います。血糊の量ハンパない(^^;)若手俳優ばかりが出ている作品でここまで容赦なく振り切っているのは久々だという意味では爪を残せている作品です。2017年公開。

このデジログへのコメント

  • まあくん。 2019年07月15日 13:44

    原作読んだけど、胸クソな漫画だったなぁ
    結末がねぇ

  • ユリ 2019年07月16日 01:53

    > まあくん。さん
    なんだかんだで押切さんの作品結構読んでるんですよね。絵が違うことが多いので気付いたらという感じですが。ダークですよね。

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