デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

「散り椿」レビュー☆

2018年09月29日 00:50

「散り椿」レビュー☆

岡田准一主演他。ただ、愛のために―享保15年。かつて藩の不正を訴え出たが認められず、故郷・扇野藩を出た瓜出新兵衛(岡田准一)は、妻・篠(麻生久美子)が病に倒れた折、彼女から最期の願いを託される。「釆女様を助けていただきたいのです・・・」と。釆女(西島秀俊)とは、平山道場・四天王の一人で新兵衛にとって良き友であったが、二人には新米衛の離郷に関わる大きな因縁があった。篠の願いと藩の不正事件の真相を突き止めようと、故郷・扇野藩に戻った新兵衛。篠の妹・里美(黒木華)と弟・藤吾(池松壮亮)は、戻ってきた新兵衛の真意に戸惑いながらも、凛といた彼の生き様にいつしか惹かれていくのだった。散り椿が咲き誇る春―ある確証を得た新兵衛は、釆女と対峙することになる。そこで過去の不正事件の真相と、切なくも愛に溢れた妻の本当の想いを知ることになるのだった・・・。しかし、その裏では大きな力が新兵衛に迫っていた。第42回モントリオール世界映画祭審査員特別グランプリ受賞作。

8/10点!!木村監督の作品は観る側も律しなければという不思議な緊張感があります(笑)時代劇だと特に。あと、スタッフロールをそれぞれの字体にするなど、映画愛に溢れてます(*^^*) 大抵の時代劇悪事は火を見るより明らかな事が多いですが、本作では、なぜ、不正事件の咎を源之進(駿河太郎)が受けなければならなかったのか?釆女の父を斬ったのは誰だったのか?という疑問が本当にわからないままストーリーが進むので、注意深く見落とさないように観てました。人間関係が多い上にめちゃくちゃ複雑でしたしね(^_^;) 結果、篠の願いは釆女を通じて新兵衛に届くわけですが、篠が賭けに出過ぎだし、わかりにくいなーと思いました。里美(黒木華)との恋愛はもう少し踏み込んだ方が、感情移入出来たかも。清流のように綺麗にまとめ過ぎた印象です。「人は大切に想うものに出会えただけで幸せ」という考え方は、あの時代だからこその儚く美しい生き方で、現代人は多くを求め過ぎなのかなと反省させられました。それにしても、新旧合わせてよくここまで木村監督が好みそうな役者が揃ったなと感心してしまいました。めっちゃ豪華(笑)岡田くんはカメラマンだけでなく殺陣指導までしてるし(笑)ミステリーとして面白く、殺陣スピードと気迫も凄いし、非常に美しく日本の四季折々を感じることのできる作品です。ワンシーンワンシーンが綺麗だったなぁと暫く余韻に浸れそうです(*´∇`*) 新兵衛の質実剛健生き様は往年のさすらいナントカみたいでもあるし、ハリウッドの凄腕ガンマンのようでもあり、世界共通の格好良さだと思うので、日本を紹介するのにちょうど良い映画です(*^¬^*) 2018年公開。

このデジログへのコメント

  • はらぺこ 2018年09月30日 11:42

    ん、、これは観たいな~(^○^)

  • 銀樹 2018年09月30日 22:25

    レビュー待ってました!

  • ユリ 2018年10月01日 03:30

    > はらぺこさん
    ぜひぜひ。はらぺこさん世代の方ばかりでした。あとはもっと上の世代の方とか。さすがにシネマフード食べるの控えて静かに観ました(^^;)

  • ユリ 2018年10月01日 03:31

    > 銀樹さん
    ありがとうございます(^^)お若いのにこの映画が観たいって珍しいですね。若い方が観てストンと理解できるのか知りたいです。

  • ユリ 2019年01月13日 00:25

    > GRAYさん
    木村さんの作品はストーリーではなく映像を楽しむ作品なので、私は大画面じゃないとです。映像は綺麗でした。

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

ユリ

  • メールを送信する
<2018年09月>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30