地元での交流とマナーとプライドと

イギリスでのお食事は、日本同様

手作りが基本です


ただ、前情報通り

冷凍食品やレトルト食品がスーパーに大量に並んでいるのも事実


けっこうな人が、平気でそれらを購入していきます



ですが、伝統料理がないわけでもなく

ましてや、親から子へ料理を受け継ぐ文化がないわけでもありません




我が家のお隣さんは、高齢ではありますが


まだまだ現役さながらに動けるほどのお元気夫婦



母から教わったパイ（いわしの入った）や、一工夫して子供が平気で野菜を食べられるようにしたサラダなど


色んなレシピを教えてくれました




冷凍食品が増えた理由は


このご夫婦曰く「見せかけの愛にふがいない男たちが文句を言わなかった」からだそうで


かいつまんで説明しますと



・美容に忙しい

・仕事に忙しい

・友人との交流に忙しい

・もっと、やりたいことを自由にやりたい




などの「大義名分」を配偶者に押し付けた結果、料理の時間を省こうという結論に達した


アホなカップルどもを正当化するメディアが増えたからだ



と、非常に立腹しながら言ってました




昔は夫婦で料理をしながらコミュニケーションを図ったり


あるいは一緒に買い物をしながら、それがさながらデートのようであったり


十分に2人で楽しい時間を過ごせたのに


「個人主義」を貫く愚か者どもが、自分の都合を優先するあまり


こんな国に成り下がってしまった・・・




と、独自の意見を教えてくれました




なるほどな、そういう見方もあるし


なにより外国人の私でも、たしかに親子で楽しそうにしていると


けっこう「珍しい」的な目で見られているのも事実ですし




全員が全員でないにしても、子どもを保育施設に数時間預けて


自分はテニスに勤しむ、お買い物に出かける、彼氏とデートする



なんてシングルマザーは珍しくないそうです




福利厚生の一環で、シングルマザーは手厚い社会保障（お金の支給、公共料金の優遇など）


があるらしく、働かなくても優雅な生活を送れるとか




私も外国人とは言え、娘がこの国の国籍なので


保護者として、サービスを申し込むのは可能だそうなのですが



私、この国でまだ税金を納めてないし（渡英1週間未満で、請求が来ていない）、お仕事もあるし


食べられるだけのお金を稼げるから、申し込まないですけど




親友もそれらのサービスは申し込まなかったので
（ブリティッシュ淑女が世の中に助けられたら、英国貴婦人の名折れだそうです）



私も（やまとなでしこ）として、それらには申し込みません



権利なのに、勿体無いと言われましたけど



権利の前に、義務（日本で言う勤労、納税、教育）を果たさねば




それに、電車の料金も事務所持ちなので（オイスターカードという、スイカみたいなカードが支給されました）



何も困らないんですよ




せいぜい、私の英語が未熟すぎて


なかなか買い物ひとつでも、伝わるのに時間がかかったりするのが困り物






意地っていうのもありますけど


頑張って子育てしますから


間違いなく、娘にはちゃんとした食事、着る服、快適で清潔な寝床を約束しますから



放っておいてくださいね




掲載元
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著作者: LGEPR
ID: 201502190500