語尾が ↓

DVDで『BONES』
最終話を観る
ブレナンは去るも
若き法人類学の
後継が育ってた


110番に通報の経験は1度だけだ。よゐ思い出じゃない(;´д｀)





話しは遡ること37年前――


当時、私はアニメータと新聞配達を掛け持ちしていた。


アニメスタジオは東長崎にあった。後日気がついたんだが、アノ有名なトキワ荘のほど近くだ。


新聞販売店は東中野にあった。


朝刊を配り終えて販売店で朝食を摂ると、山の手通りを自転車でカッ飛ばす。


スタジオに朝の9時前には着く。椅子を並べて、暫し仮眠。大概は朝一に出勤してくる事務のお姉サンに起こして貰って10時頃から仕事を始める。


UP（納期）が近い時等は、徹夜組が仕事をしてるので、私も仮眠ナシで仕事にかかる。


夕方、一度退社して山の手通りを自転車で南下。夕刊を配り終えると販売店で夕食を摂り、再びスタジオに戻る。本日2度目の出社だ。そのまま朝まで仕事して、朝刊を配りにスタジオを後にする。


新聞配達は住み込みで部屋もあてがわれてはいたけれど、忙しいと着替えに帰るだけだった。そんな時は、スタジオを早目に出る。3時に出れば、店には3時半には着いた。本社からの配送トラックが店に着く迄30分は身体を横に出きる。眠れずとも、コレは貴重な時間だった。





ある朝、店の紙受け場でいつものように横になってると、いきなり酔っ払いが乱入して来た。絡んでくるが、何云ってんだか判らない。


困った。


私の都合で、エライ早くから店にいるので、当分まだ誰も起きて来ない。


東中野は住宅地。地元密着の仕事だから、出きれば地元民との暴力沙汰は避けたい。しかし、酔ってて今にも店を壊さんって勢いだ。


「イイ加減にしないと警察呼ぶぞ！」
ブチキレかけてる私の怒声。

「おお。上等だ。コラァ～！」
視点の定まらない酔っ払い。


で、店の黒電話から110番した私。





「……はい。こちら警察です」
男性が、出た。


「モシモシ！？ 今、酔っ――」
捲し立てようとする私に


「まず、住所とお名前をお願いします」
事務的冷たい声が聞こえてきた。


「いや、アノですね……」
グズグズやってたら、酔っ払いが逃げちまうっての！
だが、とりつく島がない。


「今現在！

貴方のいる

住所！

と貴方の！

お、な、ま、え、を！

お願いします↓」





淡々としながらも語尾を下げての強制的な口調。私が住所を告げると、ご丁寧にゆっくりと復唱して


「……で、間違いありませんね？↓」
ここでも、力強く語尾を下げる。





「――で、本日はどうされました？」





この後、私の訴えを聞き
「それでは、警官を向かわせます」






















あ、いや、確かに、その後警官さあ、来たね確かに。


でも、20分も経ってちゃ、トウの昔に酔っ払いは逃げた後。


結局、店の硝子戸、割りそうだったから、自分で追っ払ったんだけど、17歳のガキの私の声が駄目だったのかなあ？


本当にヤバイ状況だったら、アウトだよね？ これって┐(￣ヘ￣）┌


以来、110番はしたことない。しょうとも思わないしね。
ヤバイ時は直接、署に駆け込みます。