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「レッド・ファミリー」レビュー☆

2014年10月09日 22:30

「レッド・ファミリー」レビュー☆

キム・ユミ出演他。仲睦まじい家族のフリをして任務を遂行する4人の北朝鮮スパイたち。彼らはケンカの絶えない隣の韓国人家族を「資本主義の限界」とバカにしていたが、偽りのない感情をぶつけ合う家族の姿に次第に心を動かされていく。やがて任務に、いや、人生そのものに疑問を感じ始めたスパイたち。そんな折、リーダーである妻役のベク(キム・ユミ)は、夫役のキム(チョン・ウ)の妻が脱北に失敗したと聞かされる。ベクは独断で手柄を立てキムたちを助けようとするが、逆に大失態を犯してしまう。母国に残された各々の家族の命と引き換えに4人に与えられたミッション、それは「隣の家族の暗殺」だった―。全てを救うため、彼らが命を賭して打った切ない<家族芝居>とは!?鬼才キム・ギドクが南北統一への切なる祈りを込めて放つ異色の超・感動作!

10/10点!!第26回東京国際映画祭観客賞を受賞した作品です。もー泣きに泣きました(;_;)最初から最後まで画面から伝わってくるのは、家族に会いたい、家族を守りたい、せめて安否だけでも知りたいという、全て家族への募りに募る思いのみです。常に互いを監視し合う環境下で生活し、自分の家族を守るために、他の家族を、赤ん坊にさえも手にかけなくてはならない非日常が何年も続いていて、「私たちも人間なんだ!これが人間らしい生き方といえるのか!」と叫ぶおじいちゃんの姿に、胸を強く突かれました。常に緊迫した雰囲気の中で、任務や事件が次々起きて、テンポ良く物語が進むのですが、ユーモアもかなり含んでいて、スパイ一家たちが真面目に行動したり言い放つ一言が笑えたりして、スパイものとコメディバランスも、とても良いです。後々、これに、涙腺決壊させられるのですが・・・(>_<) おじいちゃんの、「家族で動物園に行ってみたかったんだ。」にも、涙。家族を、仲間を、人間らしい尊厳を、必死で追い求め、届かずに足掻く彼等の姿を観て、あの四人をどうにかして助けたい、でも何もしてあげることも出来ないと、何度も胸が詰まる思いでした。そんな彼等が最後に打った一芝居は、予想外のもので、切なくて切なくて!彼らが台詞を話す度にどんどん涙が止まらなくなりました(;_;)思想や考え方の違い以前に、罪のない人たちの命の上に成り立つ国や未来に、意味なんてあるのだろうかと、考えさせられる作品でした。2014年公開。

このデジログへのコメント

  • ひげひげ 2014年10月09日 22:32

    おお、これ見に行こうと思ってたんです。
    行こう。

  • ユリ 2014年10月10日 01:32

    > ひげひげさん
    新宿で夕方18時の回で見ましたが、8割埋まってましたよ。そして皆結構泣いてました。ぜひぜひ。

  • ユリ 2014年10月10日 01:34

    > GRAYさん
    どうでしょう、日本人でもちゃんと向き合えない家族はいるし、観て、自分はって振り返りました。

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