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言葉の拘り その3「『わける』ワケです」「death!」

2014年04月30日 21:14

言葉の拘り その3「『わける』ワケです」「death!」

「分ける」それは良い。文句ない。でも。
「分かる」「分かった」って? 納得できんっっ!

他を見てみましょう。

理解できた、解釈する……「この人が何を言いたいか、解った」
判別できた、判断する……「これが偽物か本物か、判った」

ね? でも、

分割する、分裂した……「分かった」

何がじゃああああぁぁっ?

これがどーも、ですね。納得できなくて気持ち悪くて。
だもんで私は、「男の子」問題と同様、これも貫徹してます。

「分かった」は一切、使ってません。上記のように文意から考えて、
「判った」と「解った」を使い分け、判断に困るような時は平仮名
「わかった」と書いてます。

面倒なことしてるなあ、と思います? でも、誰だって小学校で、
ちょっとは苦戦しませんでしたか?
「計る」と「測る」と「量る」の使い分けとか。
「速い」と「早い」の使い分けとか。
それと同じですよ。

「分」という字が、「わかった(理解)」に使われる納得のいく理由、
どなたかご存知でしたらご教授下さい。

で。
これでは短すぎるので、もう一つ。小説での一人称についての拘り。

まず女性一人称
大体は「私」と「あたし」を使い分け、キャラによっては
「ワタシ」「アタシ」なんかも使い、そしてメインヒロインにのみ、
特権として「わたし」。

これには、特に意味は無いですけどね。「私」ほど堅苦しくなく、
「あたし」ほどガラッパチでなく。いい具合に柔らかく可愛らしい一人称
ということで「わたし」。これを、私は自分の小説において、メインヒロインのみに
許してます。

といっても、キャラの性格上「私」の方が似合うと思ったら、「私」にしてますから、
そう大して強い拘りではないですけどね。

これが男性キャラになると、「僕」「俺」「私」「拙者」などなど。それぞれ
平仮名片仮名・漢字とズラリ揃ってる中から、この子にはどれが似合うかな~と、
一人ひとりの顔を思い浮かべて決めていきます。
真面目な「僕です!」、幼い「ぼくだよ~」、引っ込み思案な「ボク……」とか。

主人公が、先輩5人組に声をかけたとします。その反応。

「何ぃ? オレ様たちの仲間になりたいだとぉ?」
「拙者はかまわんでござるぞ」
「よいよい。わしが許可してやるぞい」
「わ、私も、賛成ですぅ」
「アタシだってOKよん♪」

これだけで、この5人の性格とか、外見とか、年齢性別など、
おぼろげに浮かんできますよね。

英語小説家は、頭の中にどんなに多彩な男の子女の子が浮かんでも、
上記を全部「I」で片付けるしかないと思うと。
「~ござる」「~よん」「~ですぅ」「~ぞい」の類なんか皆無だと思うと。
我輩は猫である」=「I am a cat」だと思うと。

物書きの端くれとして、日本人に生まれてよかったなあと。つくづく思うのです。

(実際、「~ですぅ」と喋る美少女キャラの「ですぅ」を、
 英語字幕でどうするか、アメリカアニメオタクたちの間で
 議論になったこともあったとか。
 「death」にはできないし、でもこのキャラの可愛さ表現の重要な
  部分だから、無視したくはないし、しかしその可愛さが解るのは、
  日本語を熟知している日本通の人だけだし……と)


次回は、ちょっと寄り道して歴史の話を。
歴女」の方、おられましたら必見!

但し、戦国やら幕末やら三国志やらではないですぞ。ふふふふ。

このデジログへのコメント

  • はぎんちょ 2014年04月30日 21:36

    確かに英単語1つに対して日本語だと数種類のいいまわしができますよね~奥が深いと言うか、語彙力が必要

  • けーでぃー 2014年05月01日 21:19

    > はぎんちょさん

    母国語でない人にとっては、英語なんかより遥かに習得が難しい言語でしょうね。
    それだけに、使いこなせた時の表現力の幅は凄まじい。
    奥が深く、突き詰めると面白く。日本語、大好きです!

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