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「ふがいない僕は空を見た」レビュー☆

2012年10月24日 00:11

「ふがいない僕は空を見た」レビュー☆

永山絢斗主演他。生きる。それだけのことが、何故こんなに苦しくて愛おしいのだろう。高校生の卓巳(永山絢斗)は友達のつきあいで行ったイベントで“あんず”と名乗る里美(田畑智子)と知り合い、アニメキャラクターコスプレをして情事に耽るようになるが。その写真動画が何者かにばら撒かれてしまう。実は里美は姑から不妊治療や体外受精強要されている主婦で、彼女情事を知った夫がばら撒いたらしい・・・。助産師として様々な形の命の誕生を見守っている卓巳の母(原田美枝子)。痴呆症の祖母と団地で暮らし、コンビニアルバイトしながら極貧の生活に耐える卓巳の親友福田窪田正孝)・・・。それぞれの登場人物が抱える思いと苦悩がリンクし合い、やがて一筋の光が見えるラストに収束していく・・・。「性」と「生」を繊細かつ赤裸々に描き切った衝撃の問題作、待望の映画化

8/10点!!原作読んでます。原作は、女性のためのR18文学ですけど、そんなにエロくなくて、読後感が爽やかで、良い小説だなぁという印象です。映画描写が、予想以上にR指定で、序盤、少し引いてしまったくらいです(^_^;)タナダユキ監督と原作者の窪美澄さんのトークイベントがありました。毒節・小島慶子さんの司会で、お二人のホンワカな雰囲気から発せられてるとは思えない、辛辣トークイベントでした。みっちゃん(梶原阿貴)の言う「バカな恋愛した事ない奴なんてこの世にいるんすかね。」というのと、バカな人生生きた事ない奴なんているんすかね?という私の感想に、共感する人には、衝撃的に心に刺さる映画です。私は、バカな恋愛も人生も、普通だと思っているので、理路整然と説明が出来ない、善悪でもない登場人物たちの行動や心情が、痛い程伝わってきました。あんずの気持ちに立って観ちゃうと、もう辛くて辛くて、、途中から涙が止まらなくなっちゃうので、注意です(*_*) 原作もそうですが、全ての登場人物たちの台詞が、ハッとするくらい、心に残ります。刹那的に愛しい瞬間が苦しい事や、不甲斐ないとしか言えない高校生の卓巳とあんずの「性」が「生」に繋がって、生きていくってなんだろう?苦しい、けど愛しいと、観客に、人生のモヤモヤを投げ掛けるタナダ監督らしい素敵な作品に仕上がっています。田畑さんは、難しい役をさり気なくこなすなぁと感心しました。私の中では、セクシャルとは、真逆の位置にいた永山くんの演技にも、ドキッとしました(o^-')b ふたりのSEXシーンは、自然光だけなのですが、とても綺麗に撮られていて良いです。映画では、バッサリ割愛されてしまったエピソードもありますし、窪さんは、要チェックな作家さんだと思うので、原作と併せて、ご覧になる事をお勧めします。私も、もう一回原作を読み直したくなりました(^-^) 2012年公開。

このデジログへのコメント

  • Re友(リュウ) 2013年02月04日 19:02

    先ほど原作読み終わりました
    最後まで一気に読めました
    5人の想いが出ている良い作品だと思いました

  • ユリ 2013年02月05日 01:04

    > Re友さん
    一気にライトに読めるのに、良い小説ですよね。
    タナダ監督がお好きでしたら、映画もぜひ。

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