ウソついちゃった　これは浮気に値する？

先ほどはウラにコメントいただき
感謝です

そんなお疲れの夫は
今日も仕事でして
何度起こしても全く動きません

充血した目でやっと起きて
出かけていきました

ユンケルですね
承知しました

さ
気分変えていこうぜ
ってことで

今日のお題は

派遣で勤務することになった先の
恐ろしい恋愛事情についてです

歓迎会の飲みの席で
初めて夫の存在を知る

本来ラテン系
伊達男好みなので
夫は全くスルー

驚いたのは
この会社の
社内恋愛事情

うちの旦那も漏れなく
社内一色白な
女性社員とつきあってた
どんだけ色白好き
って話だよ

社内でも有名な
ばカップルで
上司が
送ってやれよ
というと

わたし会社戻るから
平気ですと彼女

こんな時間に会社戻るの？
普通で考えてもおかしい
疑問じゃない？

どうやらその女
旦那と社内の男を
二股かけていた

どうして
そんな詳しい情報
知ったかといえば

昼休みになると
共に働く派遣の女性から
吹き込きこまれ

あろうことか
この派遣女と
結婚までしようとほのめかし
手を出したプロパ伊達男と

旦那と二股かけている
若い女社員こそが
同一人物
いわゆる四角関係っていうの？

怖いよ～
みんなキョウダイなの？


唯一の楽しい
ランチタイムが
毎日こんな話聞かされちゃ
ご飯も喉を通らない

後で夫から聞いた話では
残業中に
何度もその派遣女から
呼び出されて

あんたがしっかり彼女を
捉まえておいてくれたら
こっちも丸く
おさまるんから
より戻して
って

でも彼の存在云々以前に
二人の方向性が違ってて
納得して別れることにした
っていうから
仕方ないよね

派遣女と正社員女の共通点
それは自己中なＢ型女ってこと

それ以来怖くなって
絶対にＢ型女には
手を出さない
と言ってる

結局
夫と彼女は別れ
男女社員同士が付き合い

残った派遣女も
協力会社の社員と
結婚が決まり寿退職
一旦は丸く納まったように
見えた

しかし
これだけでは
終わると思う？

その伊達男
見た目がっちり系の長身の
珍しい瞳が青いの
なかなかの食わせモノで有名

噂によれば
好みの秘書を
入れ食いとか？

ユキモは管理部所属で
その伊達男は
毎日のように社長の
スケジュール見せて～
と仕事中顔を近づけて
ＰＣを覗き込んでくるものだから
焦る

そんなこんなで
仕事のサポートすることも
あったりしてさ
その伊達男とすっかり
仲良くなっていたんだよね

こともあろうか
彼女が出張で不在の時に
メールが来るようになって

この前助かったから
飯おごるよ～
ランチ行かない？って
連絡があるのだ

まぁ１回位はいいか
その後も
彼女が居ない時は
決まってランチの誘いが

そんな彼女は
妙にやきもち焼きで

わたしと伊達男が仕事の話でも
席で話している姿を目撃するのが
気に入らない

なぜって
それは最初の派遣女と
仲がいいと勘違いしていて

寿で辞めたあとでも
彼と話してると
まだ派遣女と繋がっているじゃ
ないかと疑っていたみたい

もしそうなら公で
話さないっつうの

女って怖いよ
みんなも泥沼気をつけてね

一方ユキモは夫と
職場ではナイショで愛を育んで
なんとこっそり入籍も済ませ
旦那と一緒に住み始めた

その後も仕事を続けた
って派遣だし
誰に言うこともないし

挙式迎えるまで
誰かにバレやしないか
ヒヤヒヤした４ヶ月間だった

極秘で進めていた
退職が近づいたある日
伊達男から
例により
ランチに誘われたので

わたしね
結婚するから
会社辞めるね！
って

え？
ユキモちゃん
辞めちゃうの？
じゃその前に
飲みに行こうよって
誘いがあった

もう人妻ですよ
ドキドキ

彼女が出張の日に
しかも金曜にだよ
明日休みじゃん

やばくない？
わたしも他の子たち同様
食われちゃうのなか？

場所はどこでも
指定して！と
言われたから

何かあった時
自力で帰ってこれる

赤坂

夫には前職の上司が
結婚の祝いに
ご馳走してくれるから
と初めて
小さなウソをついてちゃった

ぶっちゃけた話
彼のこと
キライじゃないっていうか
むしろ好きかも～

１軒目ご馳走になり
店を出て２３時ごろかな？
オープンカフェで飲んでいると
出張中の彼女から電話が

彼は人差し指を出して
口でシーのポーズ

今ね
お客さんと飲んでいて
これから地下に入るから
電波通じなくなるけどゴメンね
おやすみ～
だって

男って大嘘つき～

彼女は信じたのかな？

ま
彼女のほうが
べた惚れだったから
そう言われたら
信じるしかないけどね

電話切ったその足で
もう１軒つきあって
と言われた彼の左手は
すでに
ユキモの腰にあるんだけど

さすが伊達男だね

強引なのは
キライじゃない
酔ってるし
まいいか

地下へ降りる階段
薄暗い怪しげの店内

かなり飲んでたな彼

自然の今カノの話題に

俺思うんだけど
彼女結婚したがっていて

結婚するなら
遊び人の俺じゃなくて
浮気しそうにない優しい
前彼と結婚したほうが
絶対に彼女のためにも
幸せだと思うんだよねって


内心
コイツ知ってるのか？って
焦った

俺が別れようって
切り出すと
別れるなら
死ぬって

俺が別れたら本当に
死んでしまうんじゃないかって
思うほど
精神的に病んでいたみたい
だから本当はまだ
遊びたいけど
別れられないって

俺もユキモちゃんみたいな
しっかり者の奥さんをもらったほうが
幸せなんだろうな

この後に及んで口説くのね

相手は既にフラフラ
腰に手をかけて歩くのが
精一杯

帰り際
これで最後になるんだねー
お別れのキスしよっかって
近づく青い瞳

来ましたよー

いやぁマズイって
結婚しちゃったし

本当に強引に抱きしめられ

キス好きのユキモ
でも
キスはちょっと気持ち入ると
マズイから

ハグしよっか～って
ぎゅぎゅーーして

向こうがあーだこーだする手を
ほどいてタクシーに乗り込んだ

殆ど飲めないユキモは
赤ワイン飲まされ
旦那が待つ新居のトイレで
吐きまくったことは
言うまでもない


今夜も長いログに
おつきあいありがとう