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「星守る犬」レビュー☆

2011年05月29日 22:24

「星守る犬」レビュー☆

西田敏行主演他。夏。山中に放置されたワゴン車から、身元不明の中年男性(西田敏行)と犬の遺体が発見された。だが、男性の遺体は死後半年を経過していたが、犬の遺体は死後1ヶ月しか経っていないことが判明。犬はなぜ、男のそばに寄り添って死んだのか・・・。市役所の福祉課に勤める奥津京介(玉山鉄二)は、偶然出会った少女有希(川島海荷)と共に、死んだ男と犬の足取りを追う旅を始める。旅を進めるにつれ、その男・お父さん(西田敏行)が病気を患い、全てを失い、唯一傍にいた愛犬・ハッピーと共に車で旅に出たことが明らかになっていく。奥津と有希の旅は、東京から北海道へ。お父さんとハッピーは、時に可笑しく、時に哀しく、旅の途中で出会った人びとに、忘れられない思い出を残していた。やがて、旅の終着点で、奥津と有希が見たものとは。そして、「星守る犬」という言葉にこめられた願いとは・・・。

6/10点!!人の‘孤独’と‘繋がり’、正反対のふたつを感じる、何とも切ない作品です。中年から老人層にかけての、孤独死や、リストラ不況などを、一見、普通の‘おとうさん’という男性を通して、鋭く斬り込んだ、社会派映画でもあります。人間が、動物を飼う以上、最期まで責任を持つ事は、当然の義務だと思ってはいますが、途中で、愛する人から引き離されて、一生、飼い主に会いたいと願いながら死んでいく人生と、飼い主に先立たれても、最期まで寄り添える人生と、動物にとっては、どちらが幸せなのだろうと、切なく思いました。邦画ロードムービーは、余り観た事が無かったので、土地土地の景色やお祭りなどが、新鮮で、良かったです。前半こそ、ストーリー展開が緩く、玉鉄演技も緩く、川島海荷ちゃんの不自然なまでのハイテンションで、何とか乗り切る形になってしまっていますが、後半は、人の人生の幸せって何だろうと、深く考えさせられる作りになっています(^-^)v 旅の途中で出会う人々も、余貴美子岸本加世子三浦友和など、実力派でしっかり固められていて、彼らが、‘おとうさん’や、奥津たちに出会い、他人の人生を振り返って考えるという展開も、良かったです。「望んでも望んでも届かないから望み続ける、高い星空のように。」というのが、「星守る犬」の意味だそうです。これを切ないと考えるか、希望と捉えるかは、観た方次第かなと思いました。私は、切ないなぁとつくづく思いました。世の中や私たちが、これからうんと努力して、私や私の周りの皆は、幸せな死に方が出来たらと、切に願いました(爆)2011年公開。

このデジログへのコメント

  • タカタカ 2011年05月30日 12:38

    邦画で久しぶりに見てみたいと感じました。点数低いですけど(笑)

  • ユリ 2011年05月30日 13:32

    > タカタカさん
    俳優陣が良いですもんね。それだけにエピソードももう少し膨らませたらもっと良かったかなぁと思いました。

  • こげぱん 2011年07月16日 19:50

    ログを書いてくれて、ありがとうございます。
    見たい作品なので、参考にします。

  • ユリ 2011年07月17日 18:31

    > こげぱんさん
    この作品、見たいという方多いですね。若い世代から。なぜなんでしょう?w

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