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「マイ・バック・ページ」レビュー☆

2011年05月21日 08:44

「マイ・バック・ページ」レビュー☆

妻夫木聡松山ケンイチ主演他。その時代、暴力で世界は変えられると信じていた―。1969年。理想に燃えながら新聞社で週刊編集記者として働く沢田(妻夫木聡)は、日々活動家たちを追いかけていた。それから2年、取材を続ける沢田は、先輩記者・中平(古舘寛治)とともに梅田松山ケンイチ)と名乗る男からの接触を受ける・・・。「銃を奪取し武器を揃えて、われわれは4月に行動を起こす」沢田は、その男に疑念を抱きながらも、不思議な親近感を覚え、魅かれていく。そして、事件は起きた。「駐屯地自衛官殺害」のニュースが沢田に届くのだった―。1960年代後半―今の日本が失った“社会の熱”が渦巻いていた時代―。二人の若者運命的な出会いにより引き起こされた衝撃の事件。そこに浮かびあがる、激動する「現実」と身を焦がす「理想」の狭間で葛藤する若者たちの想い。時代・世代を超えて魂を揺さぶる衝撃と感動のドラマが遂に誕生する!

9/10点!!冒頭で流れていたピンキーとキラーズの「恋の季節」が、大好きな一曲で、一気に、昭和の、あの時代に、タイムスリップした気分になりました。少し世代が違う、演技派の妻夫木くんと松山くんのそれぞれの役と演技がとても良くて、良い化学反応が起こっていました(*^_^*) 内容は、ドキュメンタリー仕立てのドラマ映画です。(実際の事件がベースです。)政治家になるような、頭の良い若者たちが、暴力で、日本を、世界を、変えようとしていた時代。今でこそ、暴力では、何も変える事は出来ないというのは、当然の認識としてありますが、なぜ、あの時代、彼らは、暴力という方法を取ったのか?梅山(片桐優)が言った「東大安田講堂事件を見て、これだと思った。」の、“これ”とは何なのだろうか?と、考えさせられました。理想に燃える余り、一線を超えてしまう、沢田という人物も、自分探しをしている最中、梅山という人間に出会い、感化されていくという、難しい役柄ながら、妻夫木くんが、とても丁寧に演じていて、素晴らしかったです(^-^)ラスト妻夫木くんの演技で、+1点です(^-^)v 独特の世界観で、作品全体の細かいディティールまで丁寧に描き、学生運動キーマンの一人・前園勇なども、オリジナルな人物像で描き、カメラワークも抜群に良くて、最後まで惹き込まれました(o^-')b 特に、沢田と梅山の表情の撮り方が素晴らしいです!学生運動に戸惑いながら巻き込まれていく重子役の石橋杏奈ちゃんや、時代に疑問を投げかける眞子役の忽那汐里ちゃんも、好きな女優さんで、好演していて、良かったです。この時代が好きな方はもちろん、そうでない方も、“今”を感じるために、観る価値のある作品です。2011年公開。

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