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僕が会社を辞めたワケ

2006年07月21日 17:35

僕はですねぇ、今まで二度転職しています。
一度目は、親に脅されてなんですが…。

横浜の某メーカー工場で働いていました。元々機械いじりが好きなので、そのまんま仕事って感じで、楽しく過ごしていたんですよ。彼女も居ましたし、独り暮らしですから、やりたい放題ですよね。人生で一番自由だった時期かも知れません。

5年くらい経ったある日、実家に電話しました。すでに親は離婚し、父方に引き取られていましたので、電話の相手は必然的に親父なわけですが、急に、「お前どうするつもりでおるんや。戻ってくるんか、どうするんかはっきりせいや。戻ってこんでもええど。その代わり、親子の縁は切るけどな。ちゃんと金は払ってやるよ、お前の取り分はな。1億だか2億だか、いくらでもええわ、まぁ考えや」とこう一方的に言われて切られたわけですよ。

こんな事言う親もどうかと思いますが、こんな事言われたら、選択肢は一つしかないじゃないですか。たった1億程度で、親子の縁切られちゃたまらないですよ。当時23歳くらいでしたかね?
まぁ考えてみても、答えは一つしか有るはずがなく、ま、長男ですし、家を継ぐという、今後が待っているので、帰ることにしたわけですね。

帰ると決めたら、なぜか彼女がまたできるという、カンベンしてくれってな状況になったんですが、遠距離恋愛すると言うことで、それこそ涙のお別れをすることにしたんですね。彼女の実家は静岡で、横浜に出てきて寮に住んでいたわけですが、クラスで言うと委員長でもやってそうな真面目な人でした。

彼女とは、お互いが広島横浜と行ったり来たりをして、数ヶ月に一度、会うのを楽しみに、手紙のやりとりをしていたんですが、手紙って難しいですね。今みたいに電子メールなんか無く、電話するにしても、電話代ものすごくかかりますし(当時は、いろんな割引制度がなかったんですね)、結局手紙が原因で、別れることになりました。別れの手紙が来たときは不思議と、追いかけようと思いませんでしたね。

さてこうやって広島での生活を続けていくわけですが、何度か面接を受けて、とあるメーカーの修理担当会社へ就職しました。
ここは、男だらけで、あとはパートの既婚者ばかり、出会いなんて全くなし。浮いた話しは結局無いままでした。

さて仕事の方は、順調に進んでいき、本社の人間にも認められるくらいでした。余程のことがない限り、かなり自由に仕事させてもらっていました。ノルマ達成は当たり前でしたしね。

そんななか、自分一人で、担当の部署を任されてやっていたわけですが、さらに効率を上げようと、パートが一人付くことになりました。ずーっと断っていたのですが(教えるの面倒ですし、気楽に出来ないので)、さすがに断り切れなくなったというわけです。

その人も既婚者で、年齢はほぼ同じくらい、仕事の飲み込みは早く、効率アップという目標は達成出来たわけです。
しかし、僕は第一印象で、合う合わないが分かってしまうと言うか、一番苦手な感じな人だったわけですよ。

僕は、元々いじめられっ子で、具体的に言うと、もう死語ですかねぇ、ヤンキー系が苦手だったわけです。今でもケバい人はどうかと思うのですけど(笑)、まぁ当時よりは気にしなくはなりましたが、当時としては、相手が女性だろうが何だろうが、そういう人はまるでダメだったんですね。
その人相手に、仕事を教えるとか、最終チェックは、僕が見てましたから、終わりました、どれどれ、と言うことが当分は続いていたわけです。
しかし、いつぐらいからか、無言で仕事するようになり、終わった合図が暗黙の了解で出来てしまい、言葉を交わす必要が無くなってきたわけですね。こうなると、雰囲気は最悪ですよ。

相手には悪いですが、嫌な相手に気を遣って仕事するようになり、ストレスはどんどん溜まっていったのでした。

ある日、ストレスが限度を超えてしまい、体調不良になっていきました。
まず、列車とバスを乗り継いで出社するわけですが、列車に乗ろうと家を出ようとすると、トイレに行きたくなるようになりました。トイレに駆け込んでも何も出るわけ有りません。仕方なく列車に乗るわけですが、今度は列車トイレがある車両でないと、安心できなくなるようになりました。たった20分弱なのですが、またトイレに行きたくなるわけです。でも混んでますので、身動き取れません。思い切り我慢して、終着駅に着いたら、トイレに駆け込むのが日課になってしまいました。朝の通勤時間帯にいたいタイムロスです。

次はバスです。これが大変。路線バストイレなんてありません。立って乗ると、出そうになるので、必ず座っていました。しかし、朝は混むので、50分くらいかかるんですよね。途中でトイレに行きたくなり、何度途中下車したことか。冷や汗かいてトイレのあるところまで歩いたことすらあります。

このような状態が続き、もう通勤自体が辛くなってきました。遅刻することもあったくらいです。もう会社に着くとぐったりして、仕事どころではありません。すでに一日の気力を使ってしまっているわけです。

もう我慢できないので、責任者に直訴し、その人の担当をはずしてもらいました。彼女も感じていたらしく、嫌だから変えてもらったんでしょう!!とキレていましたが、実際、仕事の上では、もう十分次のステップに行っていい段階まで習熟しており、仕事面では評価はかなり高かったので、彼女の配置換えも必要なことだったんです。他にもパートの力が必要なところはいくらでもありましたし。そうじゃないと、いくら直訴したってそう簡単に配置換えしてくれるわけ有りません。

しかし、僕の体調不良は、良くなるどころか、悪くなる一方でした。精神的にすでにおかしい状態になっていたんですね。で、奥さん看護師さんって方に相談し、それなら神経科へ行ったらいいんじゃない?っていうことになり、通院が始まりました。

ただ安定剤とか、最初はよく効きますが、そのうち、薬に慣れてくるんですね。ですので、いくつか種類を変えながら、服用を続けていました。
原因は取り除いたはずなのに一向に良くならない。そのうち休まざるを得ないような状況になったりもしました。ただ、相変わらず、仕事のノルマ完璧にこなしていたので、休んでも、成績だけは良かったんです。

これが良くなかった。ノルマを必ず達成すると言うことは、次の計画で、ノルマが上がっていくわけですよ。自分の性格上、必ず達成しないと気がすまないので、ノルマ達成→ノルマアップを繰り返していくわけです。限界があるんですが、もうなりふり構わず仕事するようになり、そのうち孤立するようになっていきました。こうなると、相談相手もいないですし、ノルマ達成のために、他人の仕事までこなすようになっていくのでした。相変わらず通勤は辛いまま、通院も続けていましたし、そのうち、バカな上司が来たりして、もう気が狂いそうなくらいまで追い詰められました。逃げ場はありません。負けん気の強い性格ですから、誰かを頼ろうともしない。八方ふさがりになってしまいました。

そんなとき、人員削減の話が出て、早期退職を募るという話が出ました。この頃、世間もものすごい不況であり、次の就職先はないと言う状況でもありましたが、残っても地獄を見るというどうにもならない状況になったのです。誰かれ構わず配置換えをし、効率無視の滅茶苦茶な人事が待っていました。下手をすると、広島へ戻ってきたのに、岡山などの近県へ飛ばされかねない状況でした。これでは意味がありません。1ヶ月半、休職させてもらって、出した答えが退職でした。

仕事は好きでしたが、何しろ通勤することが辛い状況で、これ以上の精神的負担は耐えられない、と言うのが主な理由です。自律神経がもう耐えられない状態だったんでしょうね。辞める頃には、体重は減り、顔はやつれ、蒼い顔をしていたと、よく話をしていた人に言われましたけどね。この頃はもう「お先に失礼します」すらも言わずに帰宅していた記憶があります。
もっと話しやすい環境なら、上司がバカでなければ、もっと違っていたと思うのですが。

それと、つくづく思ったのが、辞めて数ヶ月後の話しですが、寄りかかってもいい人がいれば、随分と違っていたんだろうなと思いましたね。恋人でなくても、ちょっと親しい友達のような人でもよかったんです。話を聞いてもらいたかった、と思います。異性だからこそっていうことも有ると思いますしね。寂しい人生だなと、悲しくなった物です…。
会社は決して助けてはくれません。計画を達成してさえくれれば、どうでもいいんです。とても悲しいことですけどね。


コメレスコーナーです。
>yuuさん
メールありがとうございました。やっぱり嫌な物は嫌ですよねぇ。平気って言う僕の方がおかしいのかも?また気が向いたらメールでもコメントでもいただけると嬉しいです。


さて、知っている方もいらっしゃると思いますが、ウラへも時々書くことにしました。
そう言う話しが好きな方は覗いてみてくださいね。表とは、違う一面が見れます(笑)


さてお次は、ちょっと軽めに「どんな物で音楽を聴きますか?」でいきましょうか。ではまた次回~。

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