- 名前
- カオル
- 性別
- ♀
- 年齢
- 40歳
- 住所
- 千葉
- 自己紹介
- 流れに抗わぬまま ただ惰性に溺れ 人生に揺蕩う 眠れぬ宵に 現の伽を想い 閨所に独り...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
伝道 04 四諦
2009年12月23日 14:30
このままいくと本当にクリスマスまで仏教に思いを馳せてしまいそうでちょっぴり不安な日々。
伝道の続きです。難しいお説教をするつもりはないので拾い読みでもいいです。
前回うっかり十二縁起はいい、とか書いちゃいましたが、思い直してやっぱりざっくり説明をば。
苦の原因、生老死の原因は何か。ということを筋道立てて整理したのが十二縁起です。
何故生まれ、老いて死ぬのか。無明だからです。以上です。ざっくりですから。
そして、原因の把握はそれのみでは解決にはなりません。
お腹の減る原因が、様々な生体反応によるカロリーの消費やらなんやらであると説明され、それを理解してもやっぱりお腹は減るのです。
生まれるから死ぬんだよ、って言われても、今もう私は生きてるんです。ここに輪廻が絡んで話が長くなっちゃうので、いけないと思いつつもそこは置いておきましょう。今苦しんでる人間は、来世じゃなくて今救われたいんです。
必要なのは原因への対処法。お腹が減ったらご飯を食べればいいのです。ご飯がなければケーキを食べればいいじゃないの。
さて。
悟りを開いたお釈迦様は(中略)以前の修行仲間に教えてあげます。初転法輪といいます。
五人の修行者に、四諦八正道について説き、そのうちの一人はすぐさま悟りを開いたそうです。
大事なことなのでもう一度言います。一人はすぐさま悟りを開いたそうです。
敢えて傲慢な言い方をしましょう。
長い長い長い年月をかけて大勢の人達が修行したり学んだり解釈したり研究したりしてきた膨大な仏教の思想を、一生で学びきるなんて無理な話です。輪廻は置いておきます。
人間は、四諦八正道で悟れるんです。
というわけで、内容にいきます。
四諦です。四つの真理です。苦集滅道です。明らかになったことを諦めます。後ろ向きな意味ではなく、そのまんまをそのまんまに観るだけです。
難しくしようとするといくらでも難しくなるので、やっぱりざっくりいきましょう。
苦諦です。人生は苦です。四苦八苦とかで説明されます。
人生は空腹です。生きてるんだから諦めましょう。
集諦です。苦には原因があります。十二縁起とか貪瞋痴とか出てきます。
生きてるんだからお腹は減ります。生きてるんだから諦めましょう。
滅諦です。苦がなくなった状態がある、ということです。涅槃とか解脱とか、そんな話です。
乳粥を食べて心身ともに落ち着きます。落ち着きます。安楽です。お腹が減ったらご飯を食べればいいのです。
飢えに苦しむ人々については、ここでは論じません。
道諦です。解脱への道です。中道で八正道です。正しい方法です。
満腹では食べ過ぎです。もの足りないともの悲しいです。ほどほどです。適当でいい加減です。適して当たれば良い加減。
具体的なようで実は具体的なことをいってない八正道ですが、文字通り八つありますので、長くなります。
長くなるので次回に続きます。
まだ纏めに入ったわけじゃありませんが。
いい意味で、いい加減に生きましょう。
このデジログへのコメント
いい加減に生きましょう。??
あ!
それσ( ̄ー ̄;)
もしかして悟りを開いたかも♪
訳した人によって違うみたいです。私が見たのは玄奘訳だったようで。
大乗の話をするならむしろ、声聞縁覚も一乗でオールオッケーではないかなぁと。菩薩であろうともしないお坊さんが法を説く世の中ですし。
コメントを書く