- 名前
- カオル
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- 年齢
- 40歳
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- 千葉
- 自己紹介
- 流れに抗わぬまま ただ惰性に溺れ 人生に揺蕩う 眠れぬ宵に 現の伽を想い 閨所に独り...
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伝道 03 中道
2009年12月22日 22:42
勢いで書き始めたら引くに引けなくなった気がする今日この頃。
伝道の続きです。どうせ読むなら初回から。
兎にも角にも、お釈迦様は苦行を始めました。
自分の身体を痛めつけたり断食をしたり死にそうになったりあんなことやこんなことをしました。六年も苦行を続け、教科書で見たことがあるような骨と皮だけのような姿になったようです。我慢強いお人です。
そしてとうとう、苦行では悟れないという思いに至りました。現代のお坊さんのように理屈を捏ねて云々ではなく、文字通り命懸けでやってみて駄目だったんだから文句の言いようもありません。
苦行を断念したお釈迦様が川で沐浴をし、ここで登場するのがかの有名なコーヒー用ミルクの由来の人。スジャータです。ちなみにスジャータは会社名ではなく商標名だそうです。
乳粥を食べて体力を回復し、樹の下で瞑想して悟りを開いた。ということになっています。
さあ、ここで。
中道です。偏るな、って話です。
お釈迦様は王族の生まれで、贅沢な暮らしをしていたらしいです。
そして紆余曲折を経た後に、死に掛けるほどの苦行をしてました。
で、快楽にも苦痛にも偏るなと。
極端過ぎて想像もできません。
そんな大袈裟にしなくても。
まさにその身で感じた事。
断食の後の乳粥ですよ?
死ぬほどの飢えは私は体験したことはありません。一時期プチ断食なんて流行りましたね。やってませんけど。
断食の後の食事なんて、ただでさえ胃腸に負担を酷く掛けます。死ぬほど飢えてる状態で目の前に食べ物があったら、死ぬほど食べちゃうと思いません?拒食拒食過食嘔吐、みたいな。
戻したり下したり、そりゃあもう大変ですよ。スジャータに窘められたりしながら、少しずつ食べて、少しずつ回復して、心の底から思ったことでしょう。
お腹が減りすぎても、食べ過ぎても苦しい。
腹八分目がいいよね!
はい、貴方。鼻で笑わない。
ここは大事なところですよ。
中道って、ちょうど真ん中、では決してありません。
極端に偏らず、中心であることにも拘らない。
ほどほどにしとけばいいんです。
ときに。
仏教用語ってやたら沢山ありますけど、そんなにややこしくする必要ない気がします。
言葉が難しいせいで苦しみをなくしたいって道程が苦痛じゃあ、本末転倒じゃないですか。
とりあえず中道と、四諦八正道くらい知ってれば大丈夫です。十二縁起までいくともう面倒で。
続きを読んでくれる気がある方は軽く予習してもらえると今後の展開が楽になります。なんてね。
落とし所を見失う前に締めたい気分を抱えながら次回に続きます。
乞うご期待!
このデジログへのコメント
腹が減りすぎると何も考えたくなくなっちゃうもんねぇ
満腹にだと眠くなるし…
はい♪腹八分ですね。
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