NIDEC(旧日本電産)のこの急騰劇は何だろう

NIDECはこの２営業日で800円程上げて6430円となっている。
かつての日本電産が上昇していた時を彷彿とさせる勢いである。
好材料が出たのかは不透明だったが、この上昇相場に全く乗れていないNIDEC(日本電産)が
さすがに割安だろうと外人投資家が目を付けたのかもしれない。
前回の第３四半期の発表で、イーアクスル(EVモーター制御システム)の事業をもう少し精査したいとのコメントがあり、中国やEUでの売り込みに少し距離を置いたような発言もあった。
それは実に良い傾向なのですよ。
以前から記載している様に、イーアクスルを使う車業界は
NIDECのような性急な会社は向かないのである。
新規部品やらシステムの採用に、結果を出すのに数年単位の時間を要する車業界は、超保守的かつ超慎重なわけで結果を急ぐNIDECのような会社は向かないのです。
まあ早急にではなく、堅実に事を進めれば良いのです。
新規に工作機械会社を３社買収した事により、今までの事業に工作機械技術を使えば、コストダウンも十分可能であるし、これからの新事業であるロボット駆動装置にも応用されて来る。
これからのNIDECに期待したいですね。
今までこの上昇相場でNIDECが鳴かず飛ばずだった事もあり、売却して他の優良銘柄を購入して来たが
ホールドしている株もまだ十分あるから、じっくりと構えて行きたい。