中国衰退見えた

現在中国は日本と同じ道を歩んでいる。というか日本より厳しいだろう。
実に困った事に中国は、今年から10年間に毎年2280万人の退職者が出る。
この先10年間で２億2800万人の人が退職して行くわけだ。
いわば大量退職時代に突入したという事だ。
中国は法定退職年齢が60歳だから65歳まで延長しようとする試みがされているが
現在の中国人の平均退職年齢って54歳だから、65歳まで退職延期なんて受け入れられない様子だ。
そうなると年金や医療保険だって大変だな。
このまま行くと現役2.26人で高齢者1人を支えているのが、20年後は1.25人で高齢者１人を支える形に
なって行く。これでは年金や医療保険改革なんて出来るわけもない。
このまま行くと干上がるのは確実。
日本は未だ70歳まで勤めても良いと言う人もかなりいるから、中国よりは余裕があるわけではないが
未だマシだ。
就労者がどんどん減ると言う事になると、国の経済力、活力もどんどん落ちて行く。
中国は経済発展して来た時代はここ20年程度である。未だ富や知財の蓄積が少ないのである。
そのような状態で経済力、活力が落ちて行くとなると、富や知財技術の蓄積期間が長い日本と比べると、国力が急落する確率が高い。
これを食い止めるのには日本と同じ人口減少を止める事だが、経済発展と共に人口減少は必ず起きる
から食い止めるのは極めて難しい。