趣味は読書、ちょっとした買い物

読書猿の「独学大全」が、前から気になっていた。
今日、ほとんど衝動買いに近い形で、購入した。
税込み3000円を越える本である。
普段僕が買う文庫本なら、5冊以上買える額である。
まず、その厚さが目を引くし、タイトルが僕のように「知的」というようなものに、コンプレックスと憧れを抱いているものには、とても魅力的に思える。
この本は売れているらしいのだが、果たして購入者のどれほどの人が、完読するのだろうか。
余計な心配であるが、とても気になる。
みんな途中で挫折するのではないだろうか。
僕自身は、最優先にはしないけれど、必ず読み終えると思う。
読み終えたとして、安易に独学の方法を、本から学ぼうなどという動機では、そこからして駄目な気もするが。
前書きの部分を読んだだけで、一時的なものでなく、一生継続することなのだなと、勝手に納得しているのだが、この本は開高健が「風に訊け」で言っているように、毎日、少しずつ、しかし必ず読んでいくような類の本かもしれない。