還暦からの底力って…

去年の今頃はコロナもかなり蔓延し続けてマスクなど中々求められなかったと思う。
バイクは４月の中旬に注文した。
かねて、50代のうちにまた乗りたかったのだが既に60を越してしまった。
コロナなんかでくたばってたまるか！という思いが強くそしてまた、若い時分に感じたあの風を５体に感じたいと思う気持ちがどんどん強くなっていた。そして、７月の末についに今のバイク、ホンダ・レブル250Sが納車になった。
以来、毎月1,200キロはツーリングに走っていたと思う。箱根、日光、富士五湖方面、伊豆半島、蓼科、房総半島、一番遠くでは北陸の金沢まで出掛けた。沢山の想い出も写真と共に残っている。
そして、今年の春に同じシリーズの1100が発売になり、念願の大型バイクの免許も取得した。
この歳になって新しい習い事は中々厄介だったけどそれはそれで楽しい。
人間も、動物である以上いつかは死ぬときがくる。幾つまで働けるとか幾つまで生きられるとくよくよ考えても仕方がない。
まして、こんな世の中だ。
緊急事態も１年も断続的に続くともうどこが緊急なのかと思ってしまう。
やがては自分もバイクを降りる日が来るだろう。それまでは人にも環境にも自分にも優しく生き続けていたい。
バイクの良いところは頭の中を空っぽにして走ることだ。仕事のうさも私生活の悩みも一切頭に浮かべずに次のコーナー、次の峠、次のPAを目指せる、一切の邪念もなくただただ走るだけに全神経を傾ける。これが良いのだろう。
まだまだ、これからも無事に走り抜けていきたい。