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趣味は読書、なぜ書くか

2020年10月18日 03:59

数年前、高野悦子の「二十歳の原点」が、若者の間で少し流行した。
多分、NHKの番組がきっかけだったのだと思う。
自殺した女子大生の日記で、学生運動や恋に悩む記述があった。

Windows95で盛り上がっていた頃、僕も柄にもなく、パソコンを手に入れた。
買ったのはアップルパフォーマという機種。
結局、今、パソコンは持っておらず、(いずれ欲しいが)スマホがあれば特に無くても良いかというところ。
パソコンを買った時、特に目的もなく、当時はインターネットに繋いでいなかったのだ。 
今と比べて、接続の手続きがとても複雑で面倒だったのだ。
それに、結構高かった気がする。 
では、何をやったかと言うと、ゲームも長続きせず、グラフィックにも興味が湧かず、いつの間にか、毎日日記ばかり書いていた。
日記以外にも、思いついたことを何となく書いていて、文章のタイトルを付けたアイコンが、画面に幾つも並んでいた。
家族はもういなかったし、誰かに読ませる前提では無かった。 
僕は手書きの文字に、非常にコンプレックスを持っていて、書いた文字を他人に読まれるのは嫌いである。
パソコンを購入した当初は、自分の文章が綺麗な活字に変換されるのが嬉しくて、不器用なのに、毎日書いていたので、ブラインドタッチがかなりのスピードで出来るようになった。
スマホになった今では、それさえ必要でない。
江戸川乱歩が何かのエッセイで、活字を手に入れた時の感動を書いていたが、それに匹敵するくらい嬉しかった。
内容は大事だろうが、文は文字の配列の、美しさも魅力の一つである。 
今は、サイトに不特定多数の人が目にするかもしれないのに、そこにログを書いているが、ほぼそれを意識していない。
承認欲求は低いのである。
他にも、スマホの中に、非公開の日記のアプリがあるし、メモにもとりとめのないことを、結構な量書いていて、それがランダムに増え続けている。
もちろん、一文にもならない。
清書している(他人の目を気にして文を整えている)のだから、完全に自己満足だけとは言い切れないが、誰にも読まれなくても良いのだ。
極端に言えば、孤島で一人暮らしで、誰にも発見されずにいずれ死んでしまい、書いた文章も無くなってしまうとしても、多分書いていると思う。
精神的な食事や排泄のようなものだ。
僕だけの性癖かもしれない。
感覚的には、鼻歌を歌っているのに近い。
大して深く考えていないということである。

このウラログへのコメント

  • いつか☆ 2020年10月18日 04:40

    言霊みたいに?

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