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10th Shinjuku Part 20 暗めの室内灯をうけて

2018年04月07日 00:51

10th   Shinjuku Part 20  暗めの室内灯をうけて

暗めの室内灯をうけて
切り込みの深い赤い水着をこちらの視線に曝す。
白の水着も決して清楚とはいえなかったが
濃厚な赤に包まれた白い肢体は卑猥そのものだった。

美しいけれどもあけすけ。
無垢だけど淫乱
本能に忠実なこの女性を手放したくない、
という心理が働いているからだろうか?
とうに萎えているはずなのに真紅ハイレグ水着
また欲望が吹き上がってくる。
だから、形ばかりの植え込みの影で
また恥戯が始まった。
硬く抱き合い唇を吸いあう。
胸をつかみ荒々しくねじる。
股間を、ごしごしとこする。
着替えたから乾いた水着だったのに
クロッチは早くも濡れだして黒く変色してしまう。
女も負けていなかった。
スイムパンツの前を突き破るかのように
佇立をはじめたペニス
荒々しくつまみ出すと人差し指と親指ではさんでしごく。
「ねえ、どう?この赤?」
そう言うと切り込みの部分の横をつかんで上に引っ張りあげる。
クロッチが変形し食い込むと、ヴァギナが顔を出す。
ヘアは手入れされているからピンクの狭間が簡単に覗くのだ。
「ほんとにはみ出したよ。」
「うわあ、いやらしい。」
しばらくそんな会話とそんな体勢で戯れていたが
たまらず脱がしにかかった。
白い水着の時はわざと脱がさなかったが
今度はためらいもなく両の胸を露出させ
さらにお腹の周りを通過させ
性器露出させて、片足だけくぐらせる。
片方の太ももに赤い布が引っかかり
娼婦がわざと下着をまつわらせるような形になる。
全裸以上に興奮をよぶ形だった。

こちらもすべて脱ぎ捨てた。
佇立と濡れそぼりが
ぶつかり合うように求め合う。
立っているのがもどかしく、そのまま固い床に倒れこむと
すぐに互いに性器を舐めあう形になった。
すぐには口をつけずに指を使いあっていたが
それもわずかな時間。
次の瞬間には
じゅるじゅる、ぺちゃぺちゃという音をたてあいながらの
口唇性交が始まっていた。
男も女も激しくイった後なのに快感が鋭い。
男も女も激しくイった後だけに快感が持続する。
大きく口をあけてヒクつくピンクの狭間は目からの快感
性器と口が奏でる淫靡なデュエットは耳からの快感
かすかに塩気をたたえる愛液は舌からの快感
プール塩素臭にからむかすかな生臭さは鼻からの快感
そして、口に押しつけられる暖かくヌルついた性器触感
五感のすべてがこの上もなくエロチックさだった。

震えた。
二人とも震えた。
快感がうねりとなって押し寄せるたびに
身をよじり、くねらせながら震えている。
おまんこがいいよお。」
などとひとしきり騒いでいたのが
あまりの快感のせいかひたすら静かになり
びちゃびちゃと淫猥な音をたてあうことだけに専念するようになる。
しばらくそれが続くと愛液はもう飲み干せるほどに豊かに涌き
現実にごくりと喉を鳴らして飲みこんだ。
すばやくそれを察したらしく
「もっと飲んで、もっと飲んで。」
とうめきながら、いっそう分泌量を多くする。
この行為の間に実は何度か飛んでしまっていたようだったが
快感をなお持続したいらしく、我に帰っては行為を再開する。
それを証明するかのように
身体をくねらせては静かになり
くねらせては静かになり
を何回か繰りかえしている。
濃厚なフェラチオクンニリングスの交錯が続くにつれ
情感はさらに高まってゆく。

突然、
女がこちらの太ももの内側に噛みついた。
甘咬みではなく、なんの躊躇もなくがぶりと…
強烈な痛み。そして同時に激しい快感
こちらもためらわずに女の太もも性器のすぐ横を噛む。
思い切り…
「ぎゃああああ。いいいい。」
プール全体にエコーがかかると思えたくらい
鋭い悲鳴が上がる。
そしてさらに強く咬みついてくる。
だから噛みかえす。
「もっと噛んで。もっと。ああ、いい。」
太ももに垂れた愛液を押しのけるように鮮血が浮かびあがる。
おなじように女の頭の横で天を突いているペニスの横には
こちらの鮮血が一条の筋を描いているはずだ。
野獣の交合そのものだった。
それでもふたりとも噛みあいをやめなかった。
愛液の蜜の味に新たに血の塩みが混ざる。
先走りの苦味に新たに血の辛さが混ざる。
それでもふたりとも噛みあいをやめなかった。

水着と同じ色の血が愛液と混じりあい、やや濃度を薄めては
プールサイドの床の水に垂れては異様な模様を描く。
ふたつの吸血鬼が絡んでいるかのような異形がガラスに映る。
この女とは何度も狂気を味わい、鋭い快感を味わっているが
互いの血をしゃぶりながらの性交がこんなにもすさまじい
快感を呼ぶとは思ってもみなかった。
狂ったような二人の絡み合いが映るガラスを眺めては
上ずった声が愛液シンクロしてほとばしりでる。
唇はまくれ上がり、顔は高潮し、瞳は尋常な光を失っている。
「すごい。すごい。こんなの初めて。」
「かんで。やめないで。私の血すって。」
「血が出る。おつゆも出る。」
「痛い。痛い。でもいいい。」
「ねえ。もっと噛んで。殺してええ。」
急に目の前のまんこ痙攣したかと思うと
ぴゅっ、ぴゅっという勢いで愛液をほとぼらしながら
いつもよりずっと高いアクメに達してしまった。

硬直。
弛緩
自失。
復活。
を短いサイクルで繰りかえすと
体を入れ替え、後背位の体勢になる。
だが行為の一つ一つに狂気がまつわりついているようだ。
あまりの快感に自らを失い夢見心地なのだ。
だが、人のことは言えない。
太ももの痛みと出血がこちらの正気も失わせている。
行為以外の何物をも頭に浮かばなかった。
ひざまずき、後ろに突き出された性器に佇立を打ち込む。
まさに打ち込んだ。
すると髪の毛をまとめてつかみ横にずらして
きれいなうなじを見せたかと思うと
肩に咬みつくことをせがむ。
「咬んで、肩咬んで。血吸って。」
のぞむままにがぶりと噛む。
またも強く。
白い肩に歯型がつきうっすらと血がにじむ。
「吸ってる。血吸ってる。」
「そう、そう。吸われるたびにおまんこが、おまんこが。」
激しく尻を振る。くねらせる。
ペニスをさらに奥へと進める。
「ちょうだい。ちょうだい。」
「かけて、かけてえ。」
「あなたの白いの、まんこにちょうだい。」
「奥に。奥に。」
「咬んで。もっと。」
「こ、殺してえええ。」
これまでにもまして強く噛みついた。
そして、思いっきり血を吸った。
吸いながら、どくどくと吐精した。
「死ぬうう。」
瞬間、ペニスをすさまじい力で締め上げられる。
そして身体をおこりのように痙攣させる。

瞬間、性器に全身が吸い込まれるような感覚に襲われた。
そして、ぬめぬめとした愛液
ペニスとの結合部分からぼぼととこぼれだす。
女が失神するのは当然としても、
こちらまで我を失うとは思わなかった。
身体をつないだまま、肩を咬んだまま
前のめりに倒れこんでしまう。
女の背中にのしかかったままだが、
気絶状態だから重さも感じていないようだった。

動かなかった。
いや、動けなかった。
愛液と血が混ざったところに、流れ出す精液が加わる。
その混合の様子が痺れた頭に光景として浮かぶ。
実際に見てみたいと思ったが、なお身体が動かなかった。
時間の感覚もなかった。
だから、どのくらいの間、
意識を漂流させていたかがわからない。
気がつくと、女は静かに涙をこぼしていた。
わあわあと手放しで泣くことはあっても
静かに泣いたのは初めてだ。
「痛かった?ごめんね。」
「違うの。すごく良かったの。もうこんな気持ち二度とないと思う。」
いとおしかった。
たまらなく。
体の関係だけだったのが、知らない間に恋していたのかも知れない。
だが、別れは避けられなかった。
だから、優しく、できるだけ優しくキスをする。
あとにもさきにもお互いの血をすいあった唇を交わしたのは
このときだけだった。
少し生臭く、少し塩辛いキス
「さよなら。」
唐突に別れの言葉が飛び出した。
「送るよ。」
「だめです。ここでさよなら。」
「送ってもらったら、別れられなくなっちゃう。」
しばし、無言。
そしてまたキス
裸の身体で思い切り抱き合う。
「わかった。さよなら。幸せにね。」
「ありがとう。」
そう言うともう一度抱き合うと更衣室に向かって歩いてゆく。
後ろは振り向かなかったが、
大きな瞳に涙をためているのはなぜか見て取れた。
獣のように狂った行為の残滓が
プールサイドの水をたたえた床の上で
赤い血となってまだ流れきらずに足元を漂う。
太ももに鋭い痛みを感じながら、
この血はどちらの血だろうかととりとめもなく思った…

二年後、この女のうわさが聞こえてきた。
幸せな結婚生活は長続きしなかったようで
狂ったように男をあさりだしている、という。
かつていわくがあった会社の男も
おまんこ」を連発しながら激しく登りつめるこの女に狂喜したが、
なぜか一度きりの逢瀬でしかなかった、とぼやく。

だが、決してこちらにはお呼びはかからなかった。

(続く)

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