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10th Shinjuku Part 21 性に狂った日々は

2018年04月09日 19:43

10th   Shinjuku Part 21  性に狂った日々は

性に狂った日々は
ホテル室内プールでの
激しい情交で終わりを遂げた。

プールの水に淫らな文様のように
流れた血の色が
鮮やかな残像となっていた。
そんなはずではなかったのに
どこかで恋心が芽生えていたのかも知れない。
なんとはなく虚ろな毎日が続き
ときどき口中に血の味がよみがえる。
決まってそんなときは光景を思い出しながら
マスターベーションにふけったりもした。
風俗にせよ、素人にせよ、
他の女性と交わる気にはならなかった。
別れから2週間後
急に思いの跡をたどりたくなって
はじめて食事をしたあのレストランに行ってみる。
今は何をするにも
一人が似つかわしい、と思えたからだ。
なるべく静かな片隅の席につき
定番のスペアリブをオーダーする。
皮肉なことに空いていた店内が急に混みだす。
それも幸せそうなカップルばかりが
目につくのが少し悔しくもあった。
名物にもなっているウエイトレス達の超ミニ。
そこから突き出した太腿の動きも
客が増えるにつれて激しくなってくる。
自然とオヤジの視線になって
その白い脚の根元に時にのぞく
下着の存在を追いかけだしている自分が
情けなくもあったから
なるべくうつむいて
食事に集中するようにした。
「今日はお一人ですか?さびしそう。」
その声に視線を上げかけると
見事な白い太ももが眼前にある。
しかも、ミニの下端からは
白いパンティが少しのぞいている。
この店に来た時に「わざと下着見せてる」と
女が指摘したウエイトレス
うっすらと微笑みを浮かべて立っていた。
若い。
ようやく二十歳になるかならないか?
くりくりとした目が
いたずらっぽく光っている。
「余計なお世話だ」と思ったのは一瞬。
あまりにあどけなくストレート物言い
あのあけすけな女のイメージがダブって思わず
「うん。終わった。」
と答えてしまった。
その返答に
驚いたかのようなそぶりを見せたが
そそくさと水を変えると
すぐに背を向けて別のテーブルに移る。
伸びきった脚と小ぶりなヒップの線。
下着が見えそうで見えないくらいの
コスチュームが扇情的だった。
予感がした。確信した。
フェロモンを感じ取ったからか
それとも
「わざと見せてる」
という言葉の暗示からなのか、
この若い女が誘っていることは確かだった。
事実、食後のコーヒーをサービスする手つきは
意味ありげだったし
わずかに距離を詰めた身体からは
かすかにメス犬のにおいがする。
そしてソーサーの上には
「20分後、店の前の横断歩道。」
とだけ書いたメモが乗っていた。
あのあけすけな女と
はじめて食事したレストラン
そのとき挑発的な光景を見せた(であろう)
ウェイトレスが誘っている…
何か「縁」めいたものを感じた。
というよりなんのかんのと理由をつけて情交
ふけりたかっただけなのかもしれない。

きっかり20分後にレストランを出る。
激しかった夏は
とうに過ぎてもう秋も深まっていた。
お濠端の道沿いの木々も色づきだしていて
乏しい街灯に、それでも黄金色に輝いていた。
少し冷たい風がほほに気持ちよかった。
この前、眼前のこの歩道を渡ったときは
そばにあの女がいたのに、
などと柄にもなく寂しさを感じていると
急に背後から手が組まれた。
「早く渡ろう、やばいから。」
こちらの背中を押すようにして横断歩道渡りだす。
どこに行くのかためらいながら歩いていると
どうやらめざすのは
あの女と初めて濃厚なシーンを演じた公園らしい。
「この前のとき二人で公園入るの尾けちゃったんだ。」
これには驚いた。
あの最初の野外情交のとき
むしろ観客を期待して周囲を見渡したのだが
まったくひと気がなくちょっと失望したからだ。
「いったいどこに隠れていたの?」
公園の中心部に向かいながら歩く女が
「ここ」と指差した場所は
確かに身を隠して覗くには最適の場所だった。
注意して見るとそんな暗がりはいくらでもある。
あの日の激しい情交もこの娘だけでなく
きっと何人かの「のぞき」に見られていたのかもしれない。
あの日とおなじように
お壕の水面をがかすかに望める
石造りのベンチに座ると
ぴったりと身体を摺り寄せてきた。
「あの日ね、二人の姿にすごく妬けたの。」
「だからわざと下着見せて気ひこうとしたの。」
「見てくれたと思ったら、濡れちゃった。」
「でも逆効果。あの人、火がついちゃったみたい。」
「だから二人が出たら、きっとすぐと思って」
「早めにあがって待ってたの。」
「あの様子だとホテルまでもたないと思った。」
「もう道路の上ではげしかったね。」
「案の定、この公園に。でも、あそこまでスゴイとは。」
「このベンチの上で全部しちゃうんだもん。」
「見ていて眼が離せなくなったの。」
「最初はスカートの下に手いれてこすってた。」
彼女が脱いでいくのに合わせてあたしも脱いで。」
「真っ裸になっちゃった。」
「前からぬるぬるしてたけど、洪水みたいになった。」
「すごくうらやましかった。」
お尻持ち上げて顔にまたがって」
「おいしそうにしゃぶるとき、髪の毛かき上げたの」
「とろんとした顔がすごくきれいだった。」
「あたしもあんなことしたいな、って思っていた。」
「きょうあなたが来た。それも一人で。うれしかった。」
これだけの話をきちんと座ってするわけはない。
ねっとりとしたくちずけをかわし、
ジャケットを脱がし、
ブラウスボタンをはずし、
ブラをずらして硬くなった乳首を吸い
スカートの下に手をすべりこませて
太ももを優しくなでまわしては
店の方針だという小さなパンティの横から
指を差し込んで
硬く膨らみだしたクリトリスを刺激する。
会話と手の動きから、
ヘアがうすく簡単に侵入をゆるしてしまいそうな秘部
もうじっとりと濡れている。
というより、会話が終わる頃には
雫となって太もものほうに垂れだしていた。
まだ青い肢体だ。
豊満や円熟にはまだ時日を要する。
それだけに、身体の反り方も
唇を交わしたときの舌の動きも新鮮だった。
いきなりミニスカートを少し捲り上げて
濡れたパンティの上から
クリトリスに軽くかみついてみる。
そんなことはされたことがないのだろう、
おどろいたようにこちらの頭を
おしのけようとしていたが
やがて高まる性感に負けたらしく
脚の開角度がおおきくなり
メスのにおいが少し強くなった。
「うわあ。そんなこと。そんなこと。」
「この前見てたんでしょ。こうするとこ。」
「見てた。見てた。すごかった。あなたのは大きかった。」
 彼女のはぐちょぐちょ。うらやましかったよおお。」
大きくシミをつけたパンティをずらして
秘部水銀灯にさらす。
まだ使い込まれていずにピンクの色がフレッシュなそこは
きわめて淡いヘアを押しのけるように露出
濡れて光って美しかった。

痙攣が始まっている。
愛液の滲出が激しくなっている。
しばらく鑑賞した後で、むしゃぶりつく
吸う。
噛む。
嘗め回す。
息を吹き込む、
ベンチの背もたれに思いっきり背中を
ぶつけるようにそらして
弓なりに腰を突き出すから
ますますクンニリングスに具合がよい態勢だ。
快感の大波が押し寄せだしているらしく声がかすれてきた。
「こんなこと、こんなことしたのね。あの人と。」
そうわめいたかと思うと
最初の大波にさらわれて飛んでしまったようだ。
ぐったりとした細いからだを支えるようにしながら
脱がしにかかる。
ブラウスボタンはすべてはずし、
当時はやりだしたフロントホックのブラは
とりさってしまう。
スカートはおもいっきり捲り上げてパンティ
片足だけにまつわりつかせる。
夜気が冷たく
しなやかな身体にかすかに鳥肌が立つが
肉体の中では火が燃え盛っているらしく
この淫らなスタイルには意外と抵抗を示さなかった。
身体の向きを変えてベンチの背もたれに向かわせる。
その姿勢のまま
ベンチにひざをついて尻をこちらに突き出させる。
おそろしく卑猥な姿勢をとらせたのだが、
夢心地らしく少しもさからわない。
それを良いことに
街灯を受けてよくみえるように全貌をさらしてしまうと
アヌスからクリトリスまでをべろりと舐め上げた。
そうするこちらの態勢といえば
地面にしゃがみこみ
ジッパーを下げて
ブリーフからつかみ出したペニスをしごきながら、だ。
青い果実のような尻の間に顔を埋めて舐め上げながら
自らのものをしごいている姿はこっけいで醜いのだが
高まる性感にかなうすべもない。

「そんな。そんなとこ。感じるよお。感じるよお。」
べちゃべちゃ。
「すごい。すごい。」
じゅるじゅる。
「やだ。やだ。」
ぐじゃぐじゃ。
「いや、いや。いい。いい。」
ぴちゃん。ぴちゃん。

淫語と淫音が交錯しながら高まりに向かいだす。
腰のくねらせ方が激しくなってくる。
発せられる言葉は意味を失いだし
悲鳴息遣いにとって代わる。
「ひい。ひい。」という荒い息がひとしきり続いた後
ついに
「ちょうだい。ちょうだい。」とわめきだした。
愛液がどっと噴出し
こちらの口のまわりをべとべとにする。
経験の決して多くない若い女性だから
自らせがむようなこんな言葉は
おそらくめったに発しないだろう。
そうおもったとき、こちらの我慢も限界に達した。
背もたれに向かいこちらに突き出された尻を
さらに引きずり出すようにかきよせて
強引にペニスを打ち込む。
そして激しく抽送を開始する。
ものすごい緊縛力。
若い秘部はあくまで力強い。
目がくらむような快感が双方をおそう。
先走りがほとばしる。
愛液が垂れ流れる。
「いいよ。いいっ。」
くねる尻の円運動と
抽送のピストン運動が完全に同期したとき
強烈な射精感がおそう。
同時に女の全身に痙攣が走る。
「くっ。イくよおお。イくうう。」
もちろん避妊の用意がないから
瞬間ズルズルと抜き去ると
ベンチに乗り移り
横を向けた顔の口のあたりに
尖端をおしつけ
どくどくと解き放った。
我に返った瞬間はおびえた表情を見せたが、
こういう行為があることは知っているらしく
定石どおり舌なめずりをしたあと
ぱくりとくわえて舌を使う。

やがてのろのろとポケットティッシュ
行為の後始末を始めたが
急にこちらに抱きついてきた。
「うれしい。あの人にしたこと、してくれた。」
「あたし、あの人と同じくらい感じたよ。」
「ねえ、あの人とおなじくらいきれいだった?」
そう言うと、淫らな服装を少しもなおそうとせず
さらに力をいれてしがみついてくる。
「こんなに感じるなんて。ねえ、もっともっとほしい。」
いつもなら果ててすぐは疎ましいのだが、
このときは、こちらも
まだまだ行為を続けたかった。
若い女性の身体はそのくらい魅力的だった。
「こっちももっとしたい、でも少し休憩。」

この休憩時、この若い女が口にしたのは
あの女との行為が終わって去ったあとの出来事だった。

(続く)

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