ソドム（食前、食事中の閲覧はご遠慮下さい）

今から３年程前　

イラクのアブグレイブ刑務所で行われていた米兵によるイラク人捕虜虐待

多くの事実が報道されたときアタクシは　このえーがを思い出しました



「ソドムの市」（１９７５年イタリア・フランス映画）
監督：ピエル・パオロ・パゾリーニ
原作：マルキ・ド・サド
音楽：エンニオ・モリコーネ



十五歳　抱かれて　花粉吹き散らす　　　　ー寺山修司ー



１９４５年　北イタリア　サロ

大統領　大司教　最高判事　公爵

４人の権力ある残余のファシスト達は快楽の為　市町村条例を新しく制定する

そして　その規定に従って　美少年　美少女達が狩り集められ　その中から選りすぐりの少年　少女が秘密の館に連れ去られる　

そこで待ち受けていたのは４つの地獄

「地獄の門」

「変態地獄」

「糞尿地獄」

「処刑地獄」

そして　この館での絶対的規則

『宗教的行為を行った者は　即死刑』


イタリアえーがらしい　なんとも悪趣味で不愉快な作品でございます

が　それだけじゃ済まされない

この作品はねぇ　未だに色んな所で色んな意見が飛び交っています

一言じゃ　片付けられない！！

スゴイ！！

ありとあらゆる事が存在します！！

今のアタクシ達は色んなショッキング映像　猥褻物に慣れてしまっていても　その映像と音楽は圧巻でございます

エンニオ・モリコーネはエログロ場面でも相変わらず美しい曲を流しているし

といってもアタクシ　覚えている場面が「糞尿地獄」と「処刑地獄」

これがさぁ　決して「笑い」にされているワケじゃあないんだけれど笑ってしまった


館での結婚式　

ご馳走は　美少女たちがお腹に溜めていた黄金

てんこ盛りの黄金が全員の取り皿に配られるんだけれど　その時の何とも言えない“間”がおかしい

そして一人の少女が隣の少女にボソっと

「わたし噛めない。。。どうしよう」

と涙ぐむ

４人の権力者たちは　美味しそうに口を汚しながら頬張る

この「糞尿地獄」のシーンは必見！

決して笑えるワケじゃあないけれどアタクシは余りのインパクトに笑ってしまったよ


ところでハナシは変わってみなさまに質問！

あなたは愛するヒトの黄金や聖水を美味しく召し上がれますか？

それを愛だと思えますか？

アタクシは　これで悩んだんですのよ

アタクシは少なくとも　頂けない。。。

どんなに好きなヒトのでも絶対無理！！

ただね　それを“愛の行為”だと思っているヒトも世の中には居てね　アタクシは　それは受け入れよう　と思うようになりました

提供するのは　慣れないけれど。。。


スミマセン。。。こんなハナシで。。。



このえーが　救いようのない位悪趣味でえげつない

レイプ　同性愛　性的拷問　仲間の密告etc

イラクのアブグレイブ刑務所

パゾリーニは“未来”を予言していた

これが人間なんだと


↓ＹｏｕＴｕｂｅでみつけたけれど　イタリア語だから分かり辛いかも。。。

しかも２０秒くらいしないと始まらない
https://www.youtube.com/watch?v=9zCrcMJnLZQ