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17th Country Road Part 19

2016年06月12日 15:29

17th  Country Road  Part 19

執拗レンズ愛撫
犬の形でさかる男女に
襲いかかっている。

後席右側のサイドウィンドウの外に
ぼんやりと輝く
赤のキャプチャーランプが見える。
そして
通り過ぎる車の一瞬のライトに
盗撮者の黒い影までが浮かび上がる。
しばらく行為に没頭していて
カメラの存在を忘れていたが
この瞬間にカメラの存在を
改めて意識した。

人妻性器がこちらのペニス
ぎゅっとしめあげ
愛液の量を増やす。
「だめ。だめ。だめえ。」
「撮られてる。撮られてるのよおお。」
「またイク。またイクうううう。」
おまんこイッちゃう。」
「撮って!撮って!おまんこ撮って。」
「イクとこ撮ってええ。」
「私を撮って。メス犬撮って!」
そうカメラに語りかけるようにしながら
アクメに向かって疾走する。
「来て。来て。まんこにきてええ。」
「ちょうだいよおお。だしてよお。」
大声でわめきながら登ってゆく。
後ろから激しく突き上げながら
後ろから激しく突き上がられながら
同じ方向に視線を向けながら
男も女もカメラセックスしている
かのようだった。

何かに憑かれたように露出性交を続ける。
確実に放出の瞬間が近づいてきている。
「中に、中にかけて。おまんこにかけてえ。」
そんなことをわめきながら
なんとおぼつかない手つきで
前に手を伸ばし、カメラが覗く窓を
中間まで開けてしまった。
流れ込む外気。
流れ出す淫語。
ガラスをはさまないで
カメラと向かい合うことになる。
とんでもないシャウトもすべて
ビデオに同録されることになるのだ。
ある程度の距離はあったが
さすがにこれには盗撮者のほうが驚いた。
息を呑むのが気配でわかる。
もちろんこちらも驚いたのだが…
がさごそという音が続いて
カメラが遠のいてゆく。
「撮らなきゃやだよお。」
まんこ撮ってよお。」
腰をくねらせてペニスを奥へと誘い込み
おそらくよだれをたらして
妖しく
美しく
すさまじい
イキ顔をしているのに
それを捕らえれば
最高のショットになるはずなのに
もうカメラは退散してしまったようだった。

そして
人妻もやがてその存在すら忘れて
狂おしい性にのめりこみ
「ああああああ。」
「死んじゃううううう。」
「ぎゃああああああ。」
おまんこおまんこおお。」
などとわめきながら
どくんどくんと精液を吸い取っていく。
長く続く射精
脳を直撃する衝撃。
全身をふるわせる快感
その後に訪れる弛緩
駆け上ってゆくと
時が疾風のように進み
射精の瞬間は時がとまり
そしてゆっくりとまた時が流れ出す。

獣が繋がるかたちで終わったから
折り重なったまま倒れこみたいのだが
狭い車内では
どうしても中途半端な形になる。
緊張から弛緩へ。
だが身体は伸ばしきれない。
カーセックス特有のもどかしさと快感
ずるりと濡れそぼったペニス
飛び出してしまう。
だから熟れた人妻性器の周りに
白濁の精液が滲み出してくる。
抜けたペニスの先からも残滓が垂れる。
窓からの外気が希釈するが
それでもなお
愛液
精液
唾液
淫臭が残っている。
「へんなの、私ヘンなの。」
おまんこ女になっちゃった。」
意識が戻ると身体を翻して
しぼんでしまったこちらのペニス
しゃぶり
吸い
舐めとる。
そんなゆるりとした行為なのだが
そのうちにまた発情するのかもしれない。
いや、この女の狂い方を思うと
そうなるに違いなかった。

出会った瞬間は慎ましやかだった人妻
わずかな期間で
極端な淫乱に変わってきてしまっていた。
案の定。
十分ほど続いていたこの「穏やかな」行為が
明らかに変わりつつあった。
口の使い方
舌の回し方
手の撫で方
愛液のにじみ方

「意志」が加わるようになった。
もっともそんな挑発に乗る体力は
こちらにはもうなかった。

だから
この日はこれまでにして
帰路に着く。
交通量が多い道に出たのに
助手席で平然と性器を晒して股を広げ
指でかき回しながら
自分の濡らした
パンティのクロッチを
しゃぶり続けて
イキ続ける人妻
もはや
妖しいを通り越して
おぞましくすらもあった。
さすがに自宅近くになると
表面上は気取った人妻に戻ったのだが。

愛人との約束もあった。
次の日
同じように激しく求められた。
他の女と狂った罪悪感のためなのか
こちらとも過激な行為になった。
自分でも信じられない
セックス依存症状態だった。

そして
この人妻とは日本を発つ前日の昼間に
また同じこの場所で身体を繋いだ。
車内で狂ったが
この日はつながったまま車外にでて
白昼に全裸での性交になった。
「誰かにみられながら立ちまんこしたいの」
というリクエストだった。

夫がまもなく帰任するという。
もうこちらが来日しても
思いのままに会うのが難しくなるという。

だから、すさまじい性を
身体に刻んでおきたいのだという。


(続く)

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