趣味は読書、浮沈

和民の過剰労働の裁判で、損害賠償の判決が出た。和民の社長は全面的に非を認めた。
僕は古くは「マネーの虎」から「がっちりマンデー」までなら割とお手軽な経済番組が好きだ。
かつて「マネーの虎」に出て他人を厳しく批判していた社長達も、多くは憂き目にあっている。
和民の社長も、「がっちりマンデー」の正月特番には何回か出ていた。
何かの不幸で、人生がほんの短く終わってしまった人は別として、普通には年を重ねて生きるだけでも、人生大変である。かくいう自分も、齢五十を幾つか過ぎて、未だ結婚さえ出来ない状態。
子供の頃は、普通に大人になって、普通に結婚して、子供を育てて死んでいくものと思っていたが、それさえも難しい。
マスコミ出て上がったり下がったりしている人を見ながら、やはり人生は浮き沈みがあるものだと思う。
禍福は糾える縄の如し、幸福の絶頂には、ヒタヒタと不幸が忍び寄っているのだ。それは、寂しいことだけれと。