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趣味は読書、ありきたりな怪談

2014年08月02日 08:43

母は戦時中、国鉄に臨時に務めていた。男が皆、戦争に行っていたから。
ある夜、若い女性が電車に跳ねられた。自殺か事故かは、分からない。
遺体は何百メートルも引きずられ、バラバラだった。
母も含めて、職員総出で、遺体の回収をしたが、頭だけが、どんなに探しても見つからない。徹夜で捜索して、皆、くたびれ果てて、夜明け前にそこらに腰掛け休憩した。
夜が明けると、母が腰掛けていた岩を指差し、皆が絶叫した。
母が腰掛けていたのは、探していた女性の首だった。

大変失礼しました。