趣味は読書、偶然栗本薫追悼

夕食の買い物をして、まばらな街頭のいつもの道を帰っている時、ふと、「栗本薫(中島梓)はいつ死んだんだっけ」と思い、ネットで調べたら、偶然5月26日だった。何の意識もせずに、たまたま思い出したのだが。
僕は、そんなに栗本薫を読んでいない。そういう意味では、良い読者、愛読者ではない。
ただ、まだ彼女が、無名に近かった頃、毎月買っていた角川の「バラエティ」という雑誌に、中島梓名義で作家との対談を連載していて、面白かったのでそれから名前が印象づけられたのだ。
小説は、「セイレーン」「真夜中の天使Ⅰ」と変わったところしか読んでいない。むしろ中島梓名義の「文学の輪郭」や「あずさのアドベンチャー'80」僕としては珍しく、単行本で「小説道場Ⅰ」などを読んだりした。
「グインサーガ」「魔界水滸伝」や「ぼくらの…」のミステリーも読んでいない。が存命中は、いつかは読もうと思っていた。
ガンについての、闘病記も出ていて、病気のことは知っていたが、亡くなった時は、ショックだった。年齢だけでは、10歳年長なだけだから、まだまだ若いのだ。
一番愛読したのは、「あずさのアドベンチャー'80」で、国内と海外の人気作家へのインタビューは、何度も読んだ。
グインサーガに手を出したら、大変なことになりそうだが、老後の楽しみにとっておこう。