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おはなしのつづき

2012年11月19日 02:17

つづきでも
書こうかな

そういやタイトル決めてない
ここまで読んで
なんかあったら
コメくださいまし
いいのあったら
それにします





ある日
冒険者A太と
冒険者B太は
冒険の旅に出ました

途端に道に迷いました

というか
特に目的地も無かったので
迷ったというか
なんというか

そもそも
A太は虫取りに遊びにきただけで
偶然
蟷螂と戦っていたB太と出会い
なんかノリで

旅は道連れってね

って感じで旅にでたのです

ちなみに
A太は英太
瑛太じゃない
B太は飛蝗
ベータじゃない



飛蝗の何と無くで進み続けると
不思議な洞窟にたどり着きました
嫌な予感よりも
好奇心の方が勝った英太は
飛蝗を盾に
洞窟の奥に奥にと
進み続けました

幾つもの分岐を越え
上がったり下がったり曲がったりしながら
真っ暗闇の中
ほのかに光る飛蝗の触覚を頼りに歩き続け
歩きに歩き
二人はくたくたになって
座り込んでしまいました

二人ともお腹も空いて
喉もカラカラでした

飛蝗は英太に水と食糧を求めました
しかし英太が取り出したのは
懐中電灯でした

水と食糧は旅の基本でねか!

と飛蝗は憤りましたが
まあいいかと落ち着き
少しして

おめ懐中電灯持ってんなら早よ出さんね!

とやっぱり憤りましたが
まあいいかとまた落ち着きました

英太はキョトンとしながら

食物なんざ調達すれば良いだろう?
それが基本だよ
そういう君こそ何かこの旅を盛り上げるステキなモノは持っていないのかい?

と飛蝗に伺いました
すると飛蝗は

こーんな何もね
動物も植物もね
太陽も月もね
こんななんもね洞窟で一体全体
どんな食糧を調達せーと?

バナナを食べながら返しました

英太は何か言いかけましたが
やめました
その代わり

進もう

とだけ言ってまた飛蝗を盾に
進みはじめました

しばらく一本道でした
十分位歩き続けていると
突然後ろから
どしーんっという大きな音と男の悲鳴が聞こえました

二人はびくりと立ち止まり
しばらくそのままでいました
今きた道に視線を向けていると
灯りが近づいてきます
英太はどうしようとわたわたしていましたが
飛蝗は落ち着き払って
荷物から脇差しを取り出しました
英太はそれを見てびっくらこんして
問いただそうとしましたが
飛蝗が先回りして

盛り上がるっしょ?

とドヤ顔で言ってきたので
何も言えませんでした

でもまあ
後ろから灯りを持つ何かが来ても
脇差しで追い払えるな
と英太は安心しました


残念なことに
そううまくはいきません
後ろから来たのは
上級の冒険者でした
いわゆる勇者的な感じのいでたちで
左手に松明を
右手にごっついリボルバーを持っていました

二人はリボルバーをみると
反射的に両手を上にあげました
脇差しも捨てて

しかしそれを見て上級の冒険者は怒りました

手を上げろ!って言わせろ!

理不尽でした

なんだかこの人とは仲良くなれそうだと思った飛蝗が
まあまあとなだめながら
先週見たTVドラマの話を始めると
上級の冒険者は大層それを気に入り
水を分けてくれました

英太は
この人たちとは仲良くなれないかもしれない
と遠巻きに見ていました

かなりざっくばらんに仲良くしていましたが
滑って転んだバナナの皮が
飛蝗が捨てたモノとわかると
上級の冒険者が脇差しで襲いかかってきたので
二人は一心不乱で逃げて

逃げるうちにはぐれました



それから

英太は順序良く進み
フラグ持ちの人と順当に出会います
水汲みの女の子
墓堀りの男の人と

飛蝗はフラグを全スルーして
世界の終わりまで一気に行きます
そこには
絵に書いた青空
ピザパンを食べる姫と




英太は言います

水、一緒に探してあげる



飛蝗は言います

これは君の物語だよ








つづく

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