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係長さん

2006年10月13日 21:40

彼女と凄いHをした週末明けの月曜日
彼女はいつもの係長さんだった。
「おはようございます。」と俺を見ずに言うと
そのまま現場ハウスに消えていった。

その時だけの相手なのかな、
彼女性癖が少し怖くなった俺はちょっと安心していた。

当時はバブル全盛期で、毎日深夜まで残業がある。
その日の俺の課の目標は『今日中に帰ろう』だった。
しかし、結局23時を回り、帰れねぇ~とブツブツ独り言を言いながら
夜勤をしている担当現場に顔を出すと、男女が言い争う声が聞こえた。
争っている二人は係長と現場の男だった。
そいつは、突発の欠勤が多いと、彼女が頭を痛めていた張本人で、
彼女の部下だった。
俺は出て行く機会を失い、部品棚の後ろで隠れて聞いていた。
喧嘩の原因は先週の週末の出来事だった。

二人は同棲している様だった。
その日の彼女は雨にびしょぬれで下着も着けていなかった。
俺が、彼女下着を破り、外で交わったのだから当然である。
そんな状態で帰宅した彼氏である部下はずっと言い出せなくて
ガマンしていた。
それを拗ねた態度で、再び突発欠勤したらしい。

あー男らしく無い奴、と思いながらも、その原因は俺である。

結局、暫く喧嘩は終わりそうも無いので、俺は事務所に戻った。


深夜1時を回り、帰宅できる事に。
駐車場に行くと、俺の車の隣に軽自動車が停まっている。

あーまだ仕事している奴いるんだ、と思って車に近づくと
その軽自動車の仲で誰かが寝ている。

見ると、係長だった。

係長係長。起きないと、風邪ひきますよ、と俺が窓を叩くと、
彼女は起きて車から出てきた。

『ハル君...お話ししていい?』
...でも、もう夜遅いですよ。
『今日帰らないと行けない、家に?』
当時俺は実家に住んでいたので、別に帰宅しなくても良かったが
何となくこれ以上彼女に深入りをしたくなかった。

いや、今日はもう帰りましょうよ、と俺が言うと彼女
『そうだね、ごめん。でも、帰りたく無いから、
 私、車で寝る。ごめんね』と彼女は車に戻っていった。

俺も自分の車に乗った。
彼女を見ると、頭から毛布を掛けて丸まっていた。

毛布があるなんて...度々あるのか、こんな事が...

俺は、捨て犬を見つけちゃった様な辛い気持ちになって
彼女軽自動車に乗り込んだ。

続きます。

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