切るのはだめだ！

高校のとき、朝のイベントとして、毎朝国語の先生が｢朝の読み物｣として新聞記事を切り抜いて毎朝配っていました。話題はいろいろ。でも天声人語なんかやはり多かったかな。感想を書けとかでもなく、気軽に読んでいました。やだったり、遅刻ぎりぎりの人は読んでなかったかも。
その中で忘れられなかったのは、世界の途上国の女性に対する虐待のことです。(儀式とか文化とかいう人はちょっと・・・以下自粛)
｢世界では一億人近い女性が幼児のうちに性器を切り取られ、そこから入った雑菌が原因で三割が死んでいます。｣え？
高校のときはイモい学校だったので、未経験で耳年増でした。みんなそうだったと思います。だから読んでみんな無言。
(女性器って膣でしょ？あれ空洞じゃん。何を切るんだ？)多分そんなことを考えていたと思います。
国語の時間になったとき、先生が｢今日のコラムだが、みんなには少し早いかと迷った。でもみんなは読んでおくべきだと思った。｣と言いました。うん。早かったよ。だって私たち意味わかりませんでしたから。
でもあの朝みんなで検討しなくてよかった。きっと｢内臓でちゃうよね｣｢いや、あれを切るんだよ。｣｢あれの上のほうにあるやつでしょ｣｢上ってどっち？｣｢ちがうって、あれの間にあるやつだって！｣とかいって混迷が深まってたりとか男子が席から立ち上がれなくなったりしてそうだから。
卒業後調べたところによると、その行為は陰核や大陰唇を切り取ることだそうです。しかもそのあとをつる性の植物で縫ったりして、結婚のとき抜糸(？)するところもあるそうです。
やめてー！　仕返しに××の×××をきってやる！
なんだか学生の頃回顧シリーズになっているな？