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彼女がヘルス嬢だった(3)

2009年07月29日 00:12

相手「12月XX日土曜日の午後なら勤務してるから」
俺「じゃあ15時過ぎに行くよ」

そんなメールをして当日が来た。
その日は寒くお気に入りのロングコートが着れるのが嬉しかった。
少しでも自分を格好良く見せられると勘違いをしながら家を出た。

向こうの本名は分からない。もちろん顔も。もしかしたら違う人が施術を
してくれる可能性もある。からかわれてるだけかも・・。


この日は学生同期との忘年会があり「騙されても酒のネタになるかな」と
自分自身の中で逃げ道を作りつつ電車に乗る。


16時、こじんまりとした「普通の」マッサージ店に着く。わざと時間を外した。
扉を開け受付に。受付は普通の子。


「初めてですか?」的なやり取りをし、施術を受けるベットに案内される。
対応は普通。「この子ではないな」直感した。

先客が一人いた。個室ではないんだ。もちろんベットの間隔は
空いており、薄いカーテンも敷かれているので、客の顔は見れなくなっているが施術者の顔は盗み見れた。

!!
スレンダーで背が高く綺麗な人。歳は20後半だろう。
指も長そう。マッサージは天職だね。

「この子かな?」
ドキドキした。この子だったら最高だ。

先客が終わったら俺のところに来るのかな?
「あなたで今日は仕事おしまいだからご飯でも・・」

妄想は止まらない。


3分後、それが全く無駄な妄想である事に気づかされる。


続く。

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