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運命か偶然か 衝撃の9分間 レイプ【編集】

2005年12月20日 21:30

運命か偶然か 衝撃の9分間 レイプ【編集】

LE TEMPS DETRUIT TOUT
時はすべてを破壊する


パリ ベルティエ通り』
どうも 大丈夫? ちょっと前に暴行された女性の知り合いなのかい?

そうなのか 辛いなぁ

誰も自分の身に不幸が起きるとは思ってないから

サツに頼るのか?

奴らになにが出来る? 何も出来やしない とっ捕まえてムショへ入れるだけ

メシを食わせ 体も洗わせる 医者にも診せる 

あんたの友達をあんな姿にしたのに

俺か?

あんたらの友達だよ 反対が証明されるまで

あんたらは身なりもちゃんとしてる

金があるんだろ? 少しの金で力になる

復讐しろ!

彼女は血みどろだ 犯人も血祭りに!

復讐は人間の権利だ!

ここいらは俺達のシマだ 犯人を見つけてやる

サツどもよりずっと早くな 嘘は言わない

最近もこの辺りで知り合いの女がレイプされたんだが 俺達で犯人をみつけ そいつをハデにこらしめてやった

復讐するか? ムショに入るのを待つだけか?

手がかり? 勿論あるさ

現場に身分証明書の入ったバッグが落ちてた

名前はギエルモ・ヌネス

金を出せばそいつを探してやる

怖いのか? どうした ひどく震えてるぞ

腹を決めろよ! 根性をだしな! どうする?

本当だな!? 本当にやるんだな!?

よし、じゃあサツどもから離れるぞ


アレックス」(2002年フランス映画
主演 モニカ・ベルッチ ヴァンサン・カッセル
監督 ギャスパー・ノエ


『24:57』
パーティーでハメを外すマルキュス(ヴァンサン・カッセル
ヤクをやったり女性に言い寄ったり
ピエール(アルベール・デュポンテル)は元恋人であるアレックスモニカ・ベルッチ)のために彼を注意するが無駄だった

今、アレックス理性的ピエールよりも野生的なマルキュスと恋人同士

シルクスリップドレス乳首もくっきりした半裸に近いパーティーファッションで一人幸せに浸り踊って楽しんでいたアレックス
しかしマルキュスがヤクをやった事を知ると、怒って先に帰ってしまう

『25:09』
アレックスは通りでタクシーを捕まえようとするが、捕まらない
そばに居た娼婦に教えられ、横断地下道へ
そこでは、男が女装ゲイに絡んでいた
相手に逃げられるや、男はアレックスに目を付ける

普段は同性しか相手にしない男が 凶暴な本性を剥き出しにして ポッパーラッシュ、ニトライトとも呼ぶと思ふ。。。どれが正式名でどれが商品名かは知りませ~ん!)を吸引しながら宝石のように美しい彼女を犯し 艶のある美貌を放つ顔を蹴飛ばし 地面に何度も叩きつけ鼻を潰し 罵声を浴びせ 破壊し尽くす男

『25:43』
マルキュスがピエールパーティー会場から外に出ると、近くでレイプ事件が起きていた
被害者は15分前に一人で帰った恋人アレックス
無残に変わり果てた昏睡状態の彼女に駆け寄り、茫然自失するマルキュス

『26:14』
警察事情聴取から解放されたマルキュスとピエールにモラドとレイドが近づく
金をくれたら復讐を手伝うと言う
モラド達は、ヌネスという名の身分証明書の入ったバッグを現場で見つけたと。。。

『26:51』
モラド、レイドとともにレイプ目撃者ヌネスを探すマルキュス
復讐に燃える彼を心配するピエール
ネスは別名コンチャという女装ゲイだった
彼女(彼か、笑)の口から、犯人はテニア(サナダムシ)というポン引きで、ゲイクラブ「レクタム(直腸)」にいる事をナイフで脅し聞き出す

『26:58』
マルキュスは中国人タクシードライヴァーにレクタムへ急げと怒鳴る
ドライヴァーはその店を知らない
彼を口汚く罵り侮辱するマルキュス
ピエールは彼をなだめようとするが、怒ったドライヴァーは二人に降りろと言う
マルキュスはタクシーを無理やり奪う

『27:03』
ゲイクラブ
強奪したタクシーで来たマルキュスはレクタムを探す
それよりもアレックスの病院へ行こうとピエールは言うが、ついにレクタムが見つかる

『27:07』
汗と体臭精液の匂いが入り混じり、男達が過激なSEXを繰広げているレクタムの店内で、血眼になってテニアという男を探すマルキュス
止めようとするピエール
マルキュスはしつこく追ってくるゲイを殴り、テニアのもとへ案内させる
そこには二人の男
マルキュスは一人に襲いかかり、たちまち反撃され、犯されそうに
彼を助けようとしたピエールは自ら男に凄まじい暴行を加える

消火器で 何度も 顔を なぶり潰す まるでトマトが潰れたみたいだ

相手は本当にテニアだったのか。。。


“LE TEMPS DETRUIT TOUT
時はすべてを破壊する”
この言葉で始まりこの言葉で終わります

この作品はエンドロールが逆さまに流れて、無残な結末からストーリーが始まり、幸せの絶頂にいるアレックスが、ラストシーンです

とても感動的なラストなので、ご覧になる方は、どうか、途中で止めないで観て欲しいです

私の周りは途中のレイプシーンで殆ど挫折しています^^;
 
確かに、精神力の強い方じゃないと、観れる代物じゃありません
映像はグルグル廻り、方向感覚を失わせ、グゥワングゥワンと脳に響いてくるイヤァな効果音
それで、リヴァースしてゆくストーリー
弱っている時に観ると気持ち悪くなるんじゃないでしょうか。。。

監督のギャスパー・ノエはセンスのヨイ方だと思います、が、とてもイヂワルです!!
以前ウラログに書いた「カルネ」と「カノン」もそうでした。。。
だから私は好きなんですけれど(笑)

映画に求めているものってなんですか?

面白い、いい映画、ジェットコースターのようなドキドキして楽しい作品だけを求めているのであれば「アレックス」は絶対に観ない方がいいし、そういう方はそういう映画を観ればヨイと思います

SEXヴァイオレンス”“愛と死
これは人間の底辺に存在するものです
なんで底辺に存在するか、それは人は、愛される事から始まり、生き、死ぬ事は誰も逃れられないから
そこで、時間の早い流れの中、どう、生きてゆくか、生き抜いてゆくかの選択肢や疑問にぶつかった時、やむ負えず、または、思い切って人を傷つけざる負えない時も出てきますし、そうゆう結果になってしまう事もあります
そうゆう意味での精神的な暴力はごく身近に存在しています

アレックス」は誰にでも起こり得る可能性のある悲劇、そして、復讐心と暴力は引き返せない領域に連れ込む様を描いています
でも、これは、現実の今の世界と照らし合わせてどう思いますか?
正にその通りだと思います
この世は無慈悲で不条理じゃないですか?
国家も政治宗教も世間で起きている身近な犯罪も全てが無慈悲で不条理!!

でも、人々の関心はそこに集まる
そうでしょ?
例えば、交通事故現場を通り過ぎる時、無意識に一瞬、好奇心に取り付かれるでしょ

だから、映画はずっと、永遠に興味の尽きない、無慈悲と不条理、愛と死SEXヴァイオレンスを題材に作り続けられていくと思います


P.S.
レイプ後に見えるテニアの性器CGだそうです。。。
CGがそんな使い方されるなんて発明者は思いもしなかったんじゃないかなぁ。。。(笑)
主な配役以外の、警官女装ゲイ達、レクタムの男達など、全て本物らしいです
徹底してる!!(合掌)  

このウラログへのコメント

  • JUN 2005年12月20日 21:39

    D.さざーらんどの脳にならねば♪
    D.ほっぱー脳も可☆

  • yoshi 2005年12月24日 23:30

    BBさんのレビューはいつも凄い惹き込まれますね♪時々BBさん自身の言葉なのかと錯覚してしまいます(笑

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