あっち見たりそっちを見たり

今日、この9月開始の新しい生徒さんの家に行って授業をしまして。
なんかトンデモな案件をつかまされたような感じです…大丈夫なのか。

生徒は中3男子で、性格はとてもいい子です。
しかし学習進度が全く、受験生のそれに至っていません。
早い話が、できません。
いや、それは別にいいんです、そんな生徒は今までにもいっぱいいたから。

何がダメかってえと、簡単に言えば「話が違う！」ということです。

生徒くんは今月末にある英検を受けるので、当面、英検の合格対策を頼まれました。
3級を受けるとのことで、それなら当然、3級のレベルだと思って授業を進めるじゃないですか。
私は英検監督の仕事もしている関係で、過去問をたくさん持っているので、それらを持参して、実際の問題を使う英検対策を試みようとしました。
しかし、最初の数問で答えが怪しいのです。
初めての英検で要領を得ないのかと思い、5級の問題を先に準備運動がてらやってみる？と聞いて解かせたところ、これも全く解けていません…ちなみに5級は標準的には、中1終了レベルです。

おそらくですが、月末の英検までに、3級合格の実力をつけることは至難の業です。
申し込んでないけど、5級ですら怪しいのです。
何を考えてどいう経緯で3級を受けることになったのか全く分かりませんが、おそらく、高校入試で有利になるのが3級からというだたそれだけのことでしょう。
その高校入試も、現在の実力ではとても届きそうにない高校を希望しており、今から途方に暮れています。

この生徒は、いつも私の担当をしてくれているプランナーからの紹介ではなく、新卒採用のプランナーによるものですが…こういうことがあると普段の担当くんはかなりの敏腕なんだなと思ったりします。
話が違うってことは今までになかったし、問題が起きてもすぐに対処してくれるし。
新卒プランナーは「マッチングが終わって指導が始まったらあとは個人間で」という、なんとも頼りにならない人のようです。
多分、我が社に任せれば不可能などありません！とかなんとかうまいことを言って、強引に契約に持って行ったのでしょう。
現場への思いやりはないのかオマエは。

なんか疲れたので、ちょっと贅沢にうなぎでも食べよう。
と言っても「すき家」の安いやつですが…これでも十分おいしいのです。