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「騙し絵の牙」レビュー☆

2021年09月06日 00:46

「騙し絵の牙」レビュー☆

大泉洋主演他。バカか救世主か。大手出版社「薫風社」に激震走る!かねてからの出版不況に加わり創業一族の社長が急逝、次期社長を巡って権力争いが勃発。専務・東松(佐藤浩市)が進める大改革で、お荷物雑誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水(大泉洋)は、無理難題を押し付けられ廃刊ピンチに立たされる・・・。速水は、新人編集者高野松岡茉優)と共に、イケメン作家大御所作家、人気モデルを軽妙なトークで口説きながら、ライバル誌、同僚、会社上層部など次々と現れるクセモノたちとスリリングな攻防を繰り広げていく。嘘、裏切りリーク告発―クセモノたちの陰謀が渦巻く中、速水の生き残りをかけた“大逆転”の奇策とは!?ウソを見破り、ウラを暴け。騙し合いバトル、開幕!

6/10点!!全体的にごちゃごちゃっとさせたまま出してきたなぁという印象。2時間ないのに体感はそれ以上で何度も時計を見てしまう感じ。紙本の行方を気にしている人には面白いし結末が気になるストーリー展開だけど、世の中の大半の紙本に関心がない人たちにはつまらない映画だと思います。次世代に残したいのは「面白い」ものか「価値のあるもの」か。「面白い」ものは大半がなくなっても困らないけど、「価値のあるもの」はなくなると困る人たちが必ずいると信じています。その価値に気づいた高野の価値特化戦略は、今はそれが売りになる時代だし、ある程度は成功すると思います。逆に「面白い」だけのコンテンツに高い価値を見出す人はそんなに多くない。原作未読ですが、この内容を紙本で出すことが面白いし、劇中で描かれている最悪の結末は、読者の期待を騙し裏切ることに成功していると思います。小説で読んだら面白そうなのに映画にしたらなんでこんなにごちゃごちゃしちゃったのかな。「桐島~」もそうですが、最初から丁寧に描かれている人物が多すぎるんですよね。テーマも「騙し合い」なので、気にしなければならない軸が多すぎて入り込みにくいのだと感じました。あと、文芸部の描き方がすごく古臭い。でも原作者が取材して書いてるので、未だにあんな感じなのかな?電波や充電が必要な媒体はどこでも読めるわけではないので、個人的に紙本がなくなるととても困る人ですが、そりゃ生き残れないよとも同時に思ってしまいました(>_<)もっと面白く描いてさらに出版業界を激震させて欲しかったです(^^;) 2021年公開。

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