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なぜこんな惨めなコロナ対策になっているのか?

2020年12月12日 18:50

現在の感染爆発が夏の第二波の再燃なのか、変異遺伝子による第三波なのかまだ分かりませんが、もはやコントロール不可能な事態に近づいており、その結果、東京大阪などの大都市医療崩壊が起こっていることはもう隠すことができなくなっています。

医療崩壊が起こると、コロナ感染であろうと一般の病気であろうと、病院で治療を受けること自体が難しくなり、延命装置で誰を優先するのかという最も困難な患者の選別(トリアージ)を医師と患者が迫られることが多くなります。

PCR検査を広汎に無料で実施して感染力をもつ無症状者を早期に発見し、一定期間隔離すること、感染者数の多い都市部でロックダウンすること、重症患者を集中治療がおこなえる医療機関を設置すること、さらに最前線に立つ医師をはじめとする医療スタッフのバックアップ体制と病院への支援が医療崩壊を止めるために必要なことだと思います。

ですが、政府はこれらの対策をほとんど実行せず、やっても中途半端だったり、PCR検査や抗原検査キットの販売などは妨害さえしてきました。他の国では考えられないことです。

極め付きは、GoToトラベルやGoToイートです。感染爆発が起こっている他の国々では、ロックダウン、無料無差別多頻回のPCDR検査などを感染抑制のための対策として必死に取り組んでいますが、この国の政府はまさにその逆、つまり感染拡大に手を貸しているのです。

その理由が「経済を回すことも重要だ」というものですが、いうまでもなく経済は人が支えるものであり、人々が命と健康の危険を感じている時に経済が回るわけがありません。

なぜ政府は感染拡大がわかりながらGoToトラベルのような愚かな政策をとるのでしょうか。まともな神経を持っていれば理解困難です。現段階で、医療崩壊の現実に直面しつつある各地の医師会から一時中止の要請が出されていますが、菅政権はまだ継続する姿勢を崩していません。まるで、この前の戦争で、食料補給もなく行軍させ、餓死する兵士が大量に出ることを予測しながら続行したインパール作戦さながらです。

戦前の国家第一主義(国家主義)が甦っていて、国家の役割を「国民生命財産を守ることを最大の目的とする」こととした憲法がないがしろにされているという他はありません。これは原発事故の対策から露骨にはじまっていましたが、結局この国の舵をとる権力者たちが、一部の特権階級と身内の利益だけを優先する「今だけ、金だけ、自分だけ」の妄想に取り憑かれ、国民には「自己責任」を押し付けるだけのスタンスが、今回のコロナ対策でも如実に出ていると考えるべきでしょう。

「愚かな国民は愚かな政府しか持てない」という格言がありますが、残念ながら、現在のこの国のありかたもそのまま当てはまります。私たちがこのことを自覚し、力を合わせて、権力者たちをその座から追い出すしかなさそうです。

このデジログへのコメント

  • ・メグミ・ 2020年12月12日 22:44

    タオさんのログとウララさんのコメント、全く同感です。各国の取り組みは本当に必死です。インパール作戦では司令官が5千人犠牲で陣地はとれると言い放ち、国民を人間扱いしていない粗雑な自利だけの施策が眼につく

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