オーディオブックと沸き上がる感情

前からPodcastを聞いていたからでしょうか、最近はオーディオブックとして本まで聞くようになりました。
半年位前から始めたのですが、短いもので5時間位、そして長いものでは20時間を超えるような本を聞いています。
どうも性格なのかノンフィクションのものが多いのですが、色々と考えらせられるような内容のものばかりです（唯一フィクションできいたのはイシグロカズオの作品でした）。

その中でも興味を持ったのは感情についての本でした。
感情がどのように出来上がっているかという過程を脳神経学的に説明しているものです。
心理学などにも関係してきて、とても面白い内容でした。

簡単に説明すると、感情は対外的又は対内的な要素に反応してどこからともなく沸いてくるものではなく、その時の「身体的な感覚」（脳レベルで感知できるものと、できないものを含めて）と「身体的なエネルギー」（ちょっと漠然としていますが…）を元に過去の経験を見返して、脳が統計的に「この感情がふさわしいと提案」をしているようです。

ここだけの説明を聞くと、自分にとってどんな意味があるのか分かりにくいかもしれません。
でもよく考えてみると、この説明が正しいとするのであれば、自分の（今後の）感情を変えることができる、ということを意味しています。

そしてこのような「仕組み」に気付くと、自分の中にある感情に対してすこし距離を保ち、冷静になることができると思います。
そういう意味では認知行動療法的にも効果があるかもしれないですね。

普段から自分の感情に振り回されがちな方は、参考にしてみてください。

https://www.amazon.com/How-Emotions-Are-Made-Secret/dp/B01MZJ08US/

追伸: そのうち日本語でも出版されると思います！