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「ナラタージュ」レビュー☆

2017年10月08日 21:56

「ナラタージュ」レビュー☆

松本潤有村架純主演他。壊れるくらい、あなたが好きでした。大学2年生の春。泉(有村架純)のもとに高校演劇部の顧問教師・葉山松本潤)から、後輩の為に卒業公演に参加してくれないかと、誘いの電話がくる。葉山は、高校時代、学校に馴染めずにいた泉を救ってくれた教師だった。卒業式の日に誰にも言えない葉山との思い出を胸にしまっていた泉だったが、再会により気持ちが募っていく。二人の想いが重なりかけたとき、泉は葉山から離婚の成立していない妻の存在を告げられる。葉山の告白を聞き、彼を忘れようとする泉だったが、ある事件が起こる―。島本理生の「この恋愛映画がすごい!」第1位の同名小説実写映画化。許されない、けれどすべてを捧げた恋―。あなたは一番好きだった人を思い出す。

8/10点!!原作読んでます。一番好き作家島本理生で、その中で一番好きな本が「ナラタージュ」なので、全部の中で一番なのかも知れません。松潤葉山先生は幼くてしっくりこなかったけれど、有村純ちゃんがずっと好きな人を想う女の顔をしていて、ずっと、泣き顔さえも「ああ、綺麗だな。」と思いました。最大に女を発揮していて、そりゃ、小野くん(坂口健太郎)も好きになるよなと(^_^;)葉山先生の確信犯的な優しさはずるい。有村純ちゃんデビューから追っていて、間違いなく彼女の代表作になると確信しました。坂口くんも良い意味で嫌な顔つきをしていて、同じ恋なのに、想い方によってこんなにも人の表情って違うのかと、“恋愛”というものを改めて見せつけられたような気がします。小野くんの最後の「嫌だ。」、良かったな。坂口くんは難しい役どころをどんどんこなして上手くなる役者さんなのかもと観る度に期待が上がります(*^¬^*) 柚子ちゃん(神岡実希)の件りを端折っているので、本筋と関係がないとは言え、唐突過ぎるように感じました。作品全体のしっとりとした空気がモノクロームのように良くて、泉が屋上に立つシーンや酔った葉山を泉が見つけるシーンなど、MVのように美しいシーンが沢山ありました。現在パートが原作より軽くなっていて、私は原作のずっしりした想いの重さが好きなので、どうかな?と思いましたが、後から目に焼き付いて離れないシーンが多く、余韻が深かったです。エンドロールまで平気だったのに、気付いたら気持ちがいっぱいになって涙が溢れていました(;_;) 行定監督はそれを狙ってMVみたいな撮り方をしていたのなら、流石です(*゜Q゜*) 泉の溢れる想いとそれに伴う苦しさと甘さが匂い立つようで、自分のそんな記憶を呼び起こす、何ていうか秘めやかにしておきたい作品です。2017年公開。

このデジログへのコメント

  • はらぺこ 2017年10月08日 23:34

    。。。。観たい!

    そして、原作読んでみようかな(*^^*

    溢れる想いとそれに伴う苦しさ、、、
    過去にありましたね(><

  • ユリ 2017年10月09日 00:36

    > はらぺこさん
    ぜひ。一人で観たい作品でしたが、その後の空虚感を想像したら耐えられなくて人と行ってしまいました。一人で浸るべき作品なんだろうなぁと。原作おすすめです。過去は奥様とですか?

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