イギリスでの娘の社会体験

オリンピックも佳境に入り、日本のメダルの多さにビックリしています


イギリスも日本もメダル獲得が多いので、娘も毎日ご機嫌


内村航平選手が団体の後に個人で金を獲った時は

テレビに向かってキスしてましたから




相手は妻子持ちだぜと言ってもお構いなし


すね毛が生えてても、わき毛がしっかりあっても関係なし




おぬし、見る目あるな




そんな娘は、今日はご近所さんの家を訪問してお手伝い三昧


というのも、私に内緒でアルバイト（この近所では、社会体験ということで
ご近所の人のお手伝いをして報酬をいただくという文化があるそうです）をして


何か私にプレゼントしてくれるようなんですよ



何でも、わざわざお仕事を辞めてまでイギリスに来てくれたから

きっとママは忙しいし、お友達も日本にいるから寂しくて仕方ない


ママの家族でお友達なのは私だけ（娘の事）


だから、どげんかせんといかんという考えらしく



別に、お友達がこっちにいないわけじゃないんですけど


娘が「頑張って働こう」というのを邪魔するわけにもいかず


ご近所さんも、昔からあることだからと協力的なので



ご厚意に甘えて、私はひとりお留守番




・・・とはいかず



とっても心配性な私は、遠くから娘を伺いつつ


ハラハラしながら待ちつつ



やっと帰ってきた娘に、先ほどホットケーキをふるまったところです




3件回って報酬を得てきた娘ですが


1件目では、お庭の芝刈り（機械に乗って、その家のおじさんと一緒に作業）


ここでの報酬は、20ポンド（日本円だと、5000円くらいでしょうか）

かなり高額です



2件目では、いつも行くパン工房で売り子さん
（2時間ほど働き、いつも売れ残るクロワッサンを全部売ったという、なかなかの強者）


売り切れは初めてだということで、報酬は同じく20ポンド（これまた高額）



3件目は、いつもお世話になっているお隣の老夫婦宅で、半日ひ孫の役
（このおうちのお子さん、お孫さん、ひ孫さんはロンドンやロサンゼルスに移住しているらしく、
最後にひ孫に会ったのは2年前で、とても寂しい様子）



どんなものか、そっと遠目で見ていると


一緒にお庭でお茶をしたりお片付けをしたり

本を読んで聞かせたり、歌を聴かせたり

映画で観たことあるシーンのようなことを、せっせとしていました




夕方になり、少し肌寒くなったところでお仕事終了




報酬は・・・ゼロ



というのも、娘曰く

（お仕事をしたんじゃなく、楽しく過ごしたんだからお金は発生しない）んだそうです



偉いぞ


私もそう思うぞ



その代わりに、おばあちゃんが最近凝っているハーブティー各種を頂いて帰ってきました





でも、必死になって稼いできたお金を使わせるのは忍びないので


今日はたまの贅沢ということで、子連れで入れる近所のバー（レストラン的な場所）で

ささやかな親子パーティーをしてきたいと思います