ふたりは、てんねん。

はしゃいでた

子供の様にはしゃいでた

外食するのがそんなに嬉しいのか

めっちゃはしゃいでたあたしの相方Ｃちゃん



落ち着け。



半身にしてはでっかいほっけを堪能してるうちに

お店の中にあるテレビでは警察24時的な番組が始まる

色々な人間模様が写し出される中

容疑者　40歳　無職

そんな単語を見付ける



「Ｃちゃん、世間では明日からさぁんれぇんきゅぅーらっすぅいーですねぃ」

『連休？何それ、おいしいの？』

「うん、とっても素敵な味らしいぜぇ。」

『そうなんだぁ。食べてみたいねぇ……。』

「ホントだよ。こちとら底辺で頑張ってるのになぁ。なんだよアレ(テレビを見ながら)無職で容疑者って。働けよ。」

『まぁねぇ。人には色んな事情があるのか分からないけど、とにかく働かなきゃだよねぇ。』

「んっとだよもぅ。仕事なんて探さなきゃいくらでもあるっつぅのに。」



『……もしかして、［仕事を、選り好みしなければ？］』



「……お、おぅ。」






むせるＣちゃん。

めっちゃむせるＣちゃん。

あのね、違うの。

仕事なんて、選ばなければいくらでもあるって言いたかっただけなの。

だからそんな全力で笑い転げる程にむせなくても(略)






Ｃちゃんは胃袋が小さい。

娘にご飯を食べさせる為に、一時期断食に近い生活を送っていたためだ。

体力もきっとその時に落ちたのだろう。

痩せた体、無い乳(これは関係ない)。

僕といるときくらいは美味しいモン沢山食べて欲しくて。



駐車場の無い隠れ家で

貸し切りの様に二人きりで楽しむ

金曜日の夜
(この日は、娘の塾の迎え待ちがてらでした)