歌舞伎町…か。

あ、どうも。
２メートルしかない横断歩道の信号も守る人です。

歌舞伎町へ行ってました。



話すと長くなるけど(いつも長くてスマンのぅ)本当はね

仕事終了
↓
ご飯
↓
TSUTAYA
↓
ネカフェ
↓
家路

ってな予定だったんす。


財布には小銭のみ←
ゆうちょのお金、日曜日は朝までおろせないんだっけね←


都銀に少し残ってるかな～って思って歌舞伎町のセブンイレブン(←略して呼んでみたいよね)に寄ったんだけど……


残高 145円…


ま、まぁとりあえずTSUTAYAのアルバムレンタル半額クーポンが今日までだったからさ。
それ優先で、ざっと５～６枚借りようかと思ってTSUTAYAに着きました。
もう午前２時半とかそんな時間で←


さて、受信メールからTSUTAYA on-lineにアクセスしてクーポンクーポン…と。



[誠に勝手ながら本日AM1:00～AM12:00までサーバーメンテナンスの為...]



さっさと飯食って帰りゃ良かった……○刀乙


で、再び歌舞伎町。

客引きとのやりとりも慣れたものです。



俺[今日はあそこの味噌ラーメン食べに来ただけですので]

客引き[味七？ 今日はもう閉まってるよ]



なんですとΣ

(うわホンマや…まさかここも日曜日が定休日とか…)



客引き[味噌じゃなくて良いなら、そこの一つ目の角を左に曲がってすぐさ。]



わ蔵、豚骨ラーメンの店。
なんと24時間営業。

写メは全部乗せ的な1050円。
まぁ…美味いよね。

ニンニクが業務用のやつなのが残念だけど、まぁ許せる味です(値段はキニシナ～イ)



客引き[どうでした？]

俺[ごちそうさまでした、美味しかったですよ～。]

客引き[そりゃ良かったです。自分、ヌキ専門で案内してるんで、いつでも声かけて下さい。]

俺[有難う、今度またお金のある時に宜しくね～♪]





なんか俺…老けたな…気持ち的に…。

確実に情が移ってる。



きっと出会った場所が歌舞伎町じゃなかったら仲良くなってんのかもな…って。

だって客引きも人間じゃん。

まぁ引っかかったらぼったくられるんだろうけど、少なくともあの兄ちゃんは、好きであの仕事をやってるんじゃないとは思うんだ。




気がついたらココにいた。



僕もそう。
なりたくてなった今って感じじゃない。

なるようになった今なんだ。



いつかは僕もあそこに立っているのかも知れないな。




家路に着くと、今度は年配の女性に声をかけられる。

人を騙してきた醜い顔をしてる。


俺[いやぁゆうちょだからお金おろせなくてね]

老婆[ちょっと待って、近くのセブンイレブンで下ろせるじゃない。今確認してみるね。]


携帯電話を取り出し、一人芝居を始める老婆。

確かに、手数料はかかるが、セブンイレブンのATMでもゆうちょのお金は引き出せる。


取り扱い時間内ならば、だ。


老婆[もしもし、ゆうちょセブンイレブンで大丈夫よね、分かった。有難う。]


一体誰と会話したのだろうか。


老婆の醜い顔が何かに怯えている。



そうか、この女性も……か。



老婆[そっちに行ったら客引きがいて危ないよ。こっちへおいで。]



僕には[ギヴミーチョコレート]にしか聞こえない。

深い溜め息を一つ。






アジア系女性[オニイサン、マッサージどう？]

あ、やべ、本当に客引きいたわ。



シカトを決め込み黙々と歩く。

アジア系のオネエサンに挟まれながら。

…いや、もう、本当に物理的に挟まれちゃってて。


２人がかりで、腕を引っ張りお尻を突き出しエレベーターへ誘導しようとする。



この女性も、何かに怯えている様に見えてしまうな…。



女性[お兄さん、同じ夜の人間でしょ？ 今日本当にお客さんいないの。 ほら、こんなに手が冷たくなってて。]

ほっぺたにひんやり。

俺[ごめんやけど、ホンマに金無いねん。(財布を開ける)]


中には50円玉が2枚、10円玉が2枚。

女性は一瞬面食らった表情で…


女性[本当ね…。でも朝になれば引き出せるね。]

俺[それまでには帰るがな……。これで暖かいモンでも飲みぃ。]


4枚の小銭を差し出す


女性[お兄さん自分の分は？]

俺[いやぁ俺は帰ればいくらでも飲めるから。]

女性[本当に？ お兄さん優しい…]


冷たい手にそっと触れ


俺[また今度…ね。]





不思議と性欲も湧いて来なくてさ。

3000円ポッキリで……て言われてたから、手持ちがあったら迷わずその金で飯にでも連れて行きたかった。


巣鴨や大塚のピンサロ20分3000円コースとかじゃなくてさ。

ただ誰かに側にいてもらって、その人の温もりや冷たさを知って、共に笑う。


それは今の僕にとっては3000円じゃ足りない価値でさ。


やっぱキスとハグでもして、ぼったくられてくるんだったかな……なんてな(笑)





変わってるでしょ。

でも僕にとってはコレが普通なんだ。



3000円で舐めてもらうより

3000円で飲んでもらった方が

楽しいし幸せだもん



ま、やらないけどね。

味を占められても困るし(笑)




野良猫には餌を与えてはいけません、よね。




[明日]は[今日]が何事もなかったかのように始まります。

いつか[昨日]がやってくるかも知れないけど、とりあえずはアパートに帰って布団に潜って暖まれてる[今]は幸せです。



万が一、将来僕が札束持てる人になれてたならば、オネエサン達のこと、聞かせて下さいね。

どうかそれまでお元気で。



お疲れ様でした。お休みなさい。