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路上のソリスト

2009年06月09日 09:18

つぐない」のジョー・ライト監督による映画「路上のソリスト」を東宝シネマ・シャンテ(日比谷シネマシャンテ)で見てきました。まあまあの込み具合です。

内容ですが、実話に基づいています。ロサンゼスル・タイムズの人気コラミストであるスティーブロペスがふと道端でヴァイオリンを弾いている黒人中年出会います。彼のヴァイオリンは弦が2本しかないのに、その音楽はスティーブの心をつかみます。スティーブはこの黒人ホームレスの過去を探るのですが、今はホームレスとなってはいますが名門ジュリアード音楽院に在籍し、精神に変調をきたし退学したのです。スティーブはこの話をコラムに書き、もちろん評判となり、やがて善意の老女性から中古チェロスティーブのもとに届きます。そうです、ナサニエル(ホームレスの名前です)はもともとはチェリストだったのです。スティーブは、善意から、そしてコラムの材料として、ナサニエルを定住させチェロを弾く生活を送らせようとしますが・・・・。
 スティーブはナサニエルに交響楽団の首席チェリストを紹介し、レッスンを行い、とうとう独奏会までこぎつけるのですが・・・。

 こんなひどい内容の映画はあまり見たことがありません。映画の最中なのに怒りがふつふつと煮えたぎりました。ひとつは、同情たっぷりに精神障害者を書き、それを政治的にあつかい、最後には「友情」が勝ったなんていう、うすっぺらなヒューマニズムにです。
 「助けようと思ったら助けられた。学ばせようとしたら学ばされた。」なんていうエセヒューマニズムが好きな方にはいいかもしれません。ですが、勝手に題材にされ、生活に踏み込まれ、政治的なおもちゃにされた当人のことはきれいばっさりと見えなくなっています。
 こんなのが作られ、ある程度うける国って(アメリカが筆頭でしょうが)、やっぱりおかしいです。

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