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散りゆくは過ぎ去りしあの日々

2006年04月17日 16:22

日に日に緑が挿していく様を見ていました。
自室ではネットやらマンガやらの誘惑が多いので、勉強をするときは主に市立図書館学習室を利用するようにしています。そこへの通い道には桜並木があり、ちょっと前までは桜花爛漫の風情を見せていたものです。
四月も半ばを過ぎた今となっては花の誇りも散り散りとなって、残り桜が移り行くものを感じさせます。
ひときわ強い風が駆け、淡い色が僕を取り巻くように舞いました。
桜吹雪と言えばキレイな響きです。けれどもそれは散りゆくものが放つ最後の美しさであり、かつて満開であった桜のそれとは違うものです。
葉桜を見物しようとする人はあまりいないでしょう。ちょっと前まではお花見のシーズンで人々の視線を集めていたというのに、時期が過ぎてしまうと見向きもされません。根本的には同じものだというのに。

まあ、季節が巡ればまた花を咲かせます。
その時がやってくればわらわらと集ってくる人々の様を見つめることになるのですから、しばしのお別れとでも言ったところでしょうか。
けれど、過ぎ去ってしまえば二度と帰ることのないものもまたあるわけです。

部屋の掃除をしていたら、見慣れないコードが出てきました。
エンドウさんの部屋はUSBケーブルやLANケーブルが混在していますが、そのいずれとも違うものです。自室にあるということは使用していたと言うことに間違いありません。けれど、コードの両端の端子にはどうも見覚えがありません。
訝しげにコネクターを手にとって見たときに、その正体を知ることとなりました。
「Nintendo」というロゴが刻印されていたのです。
それはゲームボーイの通信ケーブルでした。

あれは中学生になったばかりの頃だったか、エンドウさんはポケモンもとい『ポケットモンスター』にご執心でした。
ポケットモンスター(以下ポケモン)という不思議な生き物が生息する世界にて、彼らをパートナーとして冒険を繰り広げるRPGです。もはや説明は不要かもしれません。
ゲームアニメも大好評であり、世界的な知名度を誇るポケモン。特に子どもであれば知らぬ者はないと言うほどの人気を博しています。実習で保育園に行ったときも室内装飾などにキャラクターが使用されていました。
関連商品は多数販売されており、アメリカを始めとする国々でも「Pokémon」の名称で親しまれています。世界に通じるキャラクター戦略の成功例ですね。

元を辿れば、1996年に発売された『ポケットモンスター 赤・緑』が始まりでした。
様々なポケモンを捕獲して育てながら、劇中に散りばめられた謎やポケモントレーナーや野生ポケモンとの戦いを経ていく・・・というのが基本的なゲームの流れとなります。
ポケモンは成長すると共に強力な技を覚えていき、多くのポケモンが一定のレベルに達したり特定の条件をそろえると「進化」します。進化は外見の変化、能力の向上、時として特性の変化が起こります。鍛えていたポケモンがいっそう強くなるというのは、一種の爽快感を呼ぶものでしょう。
ただ、これらの点は特別に新しいシステムだったというわけではありません。ポケモンが人気を集めたのは、多彩なキャラクターを用意したところにあると思うのです。
ゲームの目的のひとつにポケモン図鑑を完成させるということがあります。冒頭で、出会ったポケモンを自動登録する図鑑を与えられるので、これを埋めていくのです。
初期のシリーズでは151匹のポケモンが登場しますが、ひとつのソフトで全てを集めることはできません。赤バージョンと緑バージョンとで出現するポケモンが異なるからです。
そこで「通信」が必要になります。通信ケーブルや赤外線通信を使って、友達と手持ちのポケモンを交換することができるのです。また、通信でしか起こらない進化もあるので、図鑑の完成を目指すのなら避けては通れません。

一種のコミュニケーションツールとして機能するところが、広く浸透した要因だったのだろうと思います。通信を成立させるためには、同じ目的を持った仲間がいることが前提となります。ポケモンという遊びを共有する仲間です。
そして、それを後押ししたのが個性とも言うべきキャラクター性を持って生み出された、数多くの魅力的なポケモンたちなのです。
つよい、かわいい、かっこいいポケモンは多くの子ども達を魅了して止みません。中でもアニメの影響もあってピカチュウが一番人気となり、多くの関連商品に使用されています。
まあ、僕はディグダの方がかわいいと思いますけどね。

中学生エンドウさんも例に漏れずポケモンにかぶれていました。
友人に薦められて冒頭部分を遊んでみたら、すぐに気に入ってしまったんですよ。もう、寝ても冷めてもポケモンのことで頭がいっぱいでした。
ポケモンの特性に応じた戦略を考えたり、全局面対応型のパーティー編成を模索したり。はたまた、「オレのポケモン」を思い描いてみたり・・・。
しかしいつしか熱は冷めていき、エンドウさんのポケモンブームは初期シリーズと共に幕を下ろしました。多岐に渡っているとはいえ、限られた世界の中での遊びなので食傷気味になってしまったんですね。思い返せば右も左もわからず、愛着のあるポケモンだけでクリアを目指した初めてのプレイが一番楽しかったものです。
そんな懐かしさを浮かべつつ、帰ることのない断片を処分しました。

このデジログへのコメント

  • えり 2006年04月17日 20:53

    ポケモンは登場キャラが多過ぎて覚えられない。いまだにピカチューとピチューの区別がつかない(笑)

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